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豪雨の中の奇跡(6/26蔚山現代対浦和)

2019-06-26 22:15:41 | 浦和レッズ
今日のACLベスト16、アウェイの蔚山現代戦は3-0で浦和の勝利に終わり、見事逆転で8強進出を決めました。それを生んだ要因としては浦和がうまく前から圧力をかけたことだと思います。蔚山現代の戦い方は注目でしたが、自陣にしっかり2ラインを引き、浦和にボールを支配されるのは覚悟で、0-1で負けても(まだ突破なので)いいという考え方だったようです。

もちろん、蔚山現代の得意な形であるカウンターは常に狙われていました。それでも、初戦に比べるとカウンターの処理はうまくなっており、時によってはGK西川もうまく使いながら、蔚山現代のカウンターからの決定機を許しませんでした。それでも、この試合はえげつない時間稼ぎもやってくる韓国のアウェイ戦なので、早めに1点取っておくことが必要でした。

最低でも後半15分までと思っていたトータルでの同点ゴールですが、前半41分に入りました。この日は右アウトサイドで先発した宇賀神が絶妙なクロスを上げて、ファーサイドの興梠がうまく相手DFから逃げる動きをしてフリーになりました。そのヘディングシュートで、浦和としてはあと1点取れば勝てる状況にしました。

ここで蔚山現代が戦い方を変えてくる可能性がありました。1点取って試合を終わらせに来る可能性もありましたが、蔚山現代はそのまま守り切る方を選択し、途中出場のキム・ボギョンやファン・イルスには守備的なタスクを課していました。これが、この試合を分けたポイントでした。守りを選んだ蔚山現代の動きが次第に止まってきたからです。

この試合は豪雨の中で行われた試合でした。浦和にとっても厳しい気候ですが相手にとってもそうだったようです。浦和が数多くのCKから攻撃を見せ、わずかに相手DFに当たる攻めが続くと、後半35分にマウリシオのクロスから興梠が相手DFの前に入り込む絶妙な動きでボールを頭で受けて勝ち越し点を入れました。

こうなるともう蔚山現代に攻める余力は残っていませんでした。浦和も一時4バックにして勝負していた布陣を、森脇を入れて再び3バックに戻し安全運転を狙います。最後はカウンターからエベルトンが決めて、浦和は3-0でこのアウェイ戦を制しました。これでまた8強の戦いです。ここまで来たらどこが来ても強いですが、楽しみに準々決勝を見たいものです。
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