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堅守速攻に沈む(6/19浦和対蔚山現代)

2019-06-19 21:53:58 | 浦和レッズ
今日のACLベスト16、蔚山現代戦は1-2で浦和の敗戦に終わりました。この日の浦和はリーグ戦から何人かスタメンを入れ替えて、チームとしてコンディションの良い状態を保つ戦略で来ました。その戦略はある程度は当たったと思います。前半の浦和はボールに対して何人かで走りに行く動きができており、ボールを回して攻勢を保ちました。

1トップに杉本、シャドーに興梠を回す新しいやり方で前線を構成しましたが、杉本の頭に合わせてボールを入れるという共通理解がチーム内にあり、先制点も青木のクロスから杉本のヘディングシュートでした。興梠のMFも、動いて守備をこなすなど、この日は杉本を生かそうと皆がハードワークしていました。

相手の蔚山現代は、韓国らしくない堅守速攻のチームでした。浦和にある程度ボールを回されるのは覚悟で低い位置にブロックを引き、特に浦和ボールのCKをクリアしての速攻を狙っていました。蔚山現代は3トップでしたが、サイドにイ・グノ(11番)、キム・インソン(7番)とスピードのあるタイプを置いて、クロスをチュ・ミンギュ(18番)の頭に合わせると明確にチームを作っていました。

この相手の狙いに、浦和ははまってしまいました。同点ゴールの取られ方が特に悪かったと思います。中盤でボールを受けたエベルトンのトラップミスを相手に拾われ、左サイドのイ・グノに回されて森脇が置いて行かれ、チュ・ミンギュのマークに付いていた槙野が後ろに回られてフリーにされてしまいました。これだけ、チーム内でミスが続出しては失点を防ぐのは難しかったです。

どうしても勝ち越し点の欲しい浦和は、前からボールを支配して攻撃を続けますが、そこで効いたのが蔚山現代の「サイドへ回す」つなぎのクリアでした。浦和は高い位置で回収することができず、相手に走られて時間を作られてしまう悪循環にはまり、次第に消耗してくることになります。前節の警告で長澤が出場停止だったのも響きました。

最後は相手の快速FWファン・イルスのドリブルに対応が効かずミドルシュートで失点した浦和は1-2で敗れることになります。ホームゲームを落とした浦和の勝ち上がりは相当厳しい状況に追い込まれましたが、今回の試合で決められたカウンターへの対応を考えて、アウェイでできるだけの試合をすることに期待するしかありません。
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