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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

鳥栖戦マニアック分析

2019-06-16 20:35:22 | 浦和レッズ
4-4-2の鳥栖ですが、2トップがどちらかと言えばスピード型なので、サイドを崩すというのがプランだったように感じます。特に左サイドは三丸と小野裕二がいて、ここを守るのが新人の岩武ですからもちろん狙われます。時にはボランチの福田まで参加して、左サイドの圧力を強めてきました。交代するとするなら右アウトサイドは十分考えられます。

しかし、大槻監督はシャドーのナバウトのところが機能していないとみて、ナバウトout長澤inの交代を打ってきます。そのまま長澤をシャドーに入れましたが、この日の浦和が1トップ2シャドーだけに攻撃を任せ気味だったので長澤は通りそうもないロングボールを追いかけさせられるなど、シャドーでは苦労しました。

守備では鳥栖の攻めにある程度対応が効いていました。意外な発見は、柴戸が混戦でのヘディングに強いことです。ここで相手に触れるとまずいという場面で、柴戸がクリアしてしのいだ場面は何度か見られました。それでも、鳥栖のパスをつないでからのサイド攻撃は脅威で、安庸佑のシュートをGK西川が処理できず、ゴールの中に入って守ったDF岩波に当たって西川がキャッチするという危ない場面も作られています。

浦和のダブルボランチは柴戸が前から守備をして、後ろに残っている青木がさばくという関係性でした。そのため、柴戸の運動量は必然的に増え、体力には自信のある柴戸にとってもきつい展開だったようです。ベンチは柴戸outマルティノスinという援軍を与え、長澤がボランチに下がることで守備面を補強しました。

マルティノスはカウンター要員という位置付けでした。浦和もカウンターを何度も仕掛けていましたが、ちょっとした判断の遅れでチャンスにつながらない場面が続きました。しかし、最後のカウンターではマルティノスのクロスが相手DFに当たってコースが変わり、DF三丸が頭上を抜かれるミスをしたことで興梠のところにこぼれてきました。

この勝ち点3は非常に大きいです。今、J1の下位は混戦になっており、この試合で敗れると残留争いに巻き込まれる恐れがありました。まずは一息つける勝利だったと、ベンチの大槻監督が最も安堵しているのではと思います。

















































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何か持っている組長(6/15浦和対鳥栖)

2019-06-16 17:05:21 | 浦和レッズ
昨日の浦和対鳥栖戦は、ロスタイムの興梠のゴールで2-1と勝ち越した浦和が勝利しました。前から積極的にプレスに来る鳥栖の前に、思うようにボールがつなげなかった浦和は苦戦しましたが、最後のマルティノスのクロスが興梠のところに転がって来るとは、論理で説明できない何かが浦和に味方しました。前回の代行監督でも結果を出した大槻新監督ですが、今回も運も味方しての勝利でした。

もちろん、内容をシビアに見てしまえば良くない点は多くあります。まずは4-4-2の布陣を引く鳥栖の積極策で、浦和がチームとして押し込まれたことです。特に最初のプレーで、GK西川のところまで金崎がプレスに来たところを見ると、何か鳥栖をいなすカウンターを機能させないと苦しい試合になるのは必至でした。

大槻新監督の好みは動ける選手のようで、この日も運動量ならこの人と名前を思い出せるナバウトをシャドーで起用してきました。この起用が失敗に終わったのが、この試合の内容を良くないと言い切る理由です。ナバウトは運動量は多いもののスピードは今一つというFWなので、確かに相手DFにチェイスするなどはできていましたが、攻撃で起点になることができていませんでした。

また、鳥栖に食らった先制点も内容の悪いものでした。左サイドを仕掛けてきた鳥栖の攻撃に、岩武が付くか岩波が付くかが中途半端になってフリーでクロスを上げられ、そこを右MFの安庸佑に合わされました。ここをマークすべき宇賀神は「安い失点」と自分のミスと認めていました。しかし、その宇賀神が攻撃でキーマンになるのですからサッカーは面白いです。

CKのこぼれ球を宇賀神が思い切り良く放ち、わずかに枠を外した一本のシュートが布石でした。天皇杯決勝で決めたスーパーゴールを思い出す弾道で、調子はいいというのは伝わってきました。それは結果にも出て、右アウトサイドの岩武のクロスを武藤がスルーして、宇賀神が合わせて同点ゴールを得ておくことに成功しました。

それでも、浦和はまずは守備を安定させようとしての柴戸、青木という守備的なダブルボランチなので、中盤でさばける選手がいないという問題点があります。どうしても、点を取るには前の1トップ2シャドーの興梠、武藤、ナバウトの3人で何とかしないといけないようだと、浦和苦戦を覚悟しての後半突入でした。この続きはマニアック分析で補足します。




相手FWフェルナンド・トーレスです。
























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