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二軍キャンプからのブレイク(高橋光成)

2019-06-14 21:31:43 | 他スポーツ
今日はなでしこジャパンの映像も見ていましたが、それよりは野球でいいニュースがあったのでそちらを取り上げます。西武先発高橋光成が味方の11得点の援護があったとはいえ、9回を完投してハーラートップに並ぶ7勝目を挙げました。昨年はわずか2勝に終わり、キャンプも二軍スタートだった彼がここまでやるとは、嬉しい誤算の一つです。

高橋光成は前橋育英高校の出身で、夏の甲子園の優勝投手です。もっとも、2年生のときに優勝投手になったものの3年生では目立っていなかったので、西武がドラフト1位で指名したときに「そういえば優勝投手だったな」と思い出す程度のインパクトでした。西武としては先発投手として育てたい方針だったようで、2016年の田辺監督時代に自己最長の118イニングを投げましたが、ここでの成績は4勝11敗と先発に定着できる成績ではありませんでした。

そこからは谷間の先発程度の評価が続き、なかなかブレイクには行かないシーズンが続きましたが、今季多和田が不振、榎田が開幕に間に合わないなど総崩れだった西武の先発投手陣に食い込むことに成功しました。開幕時点で先発3番手の位置で投げ、そこから常にローテーションを守って防御率こそ4点台ですが7勝4敗と勝ちを計算できる投手になってきました。

今季の高橋光成の投球を見ていると、フォームに無駄がなくなった印象を受けます。過去の投げ方では、沈み込んで投げようと思うあまり、一回振りかぶったところで静止する癖がありました。しかし、去年の「二段モーション解禁」をうまく利用して、今井達也の投げ方に近い、足をリラックスする投げ方が彼に合っていた印象を受けます。

そのため、今季の高橋光成は、ストレートが最速153kmと速くなっています。過去は147kmほどの投手だったので、ストレートで勝負できるようになったことが彼のブレイクの原因ではと思います。また、もともとあった持ち球のフォークで、内野ゴロを打たせて4併殺を取れたことが、今日10安打打たれながら1失点と粘れた理由です。

これからは二桁勝利など未知の領域を目指して進むことになります。まだ22歳と若いので、多少は捕手や守備に助けてもらってもいいので、四死球で崩れることのないよう、今後の活躍を期待しています。
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