U-22日本代表のベトナム戦ですが、試合前は厳しい戦いになると予想されていました。ベトナムは、サッカーが盛んな割に、なかなか弱小国の地位を抜けられなかったチームですが、7月のアジアカップで、UAEやカタールを出し抜いて決勝トーナメントに進んだA代表に、U-22代表が多く含まれています。そのため、当時のA代表が見せた、球際の強さとカウンターで、日本のゴールが脅かされると思われていました。
しかし、ベトナムの布陣は4-5-1でしたが、5人のMFが全員ボランチで攻撃的MFが誰もおらず、9人で引いていました。4分割の数字で説明するなら、4-5-0-1です。これを見て、ベトナムは日本を相当の格上と見て、引いて守るしか勝ち目はないと思ったことが想像できます。
結果的には、この「名前勝ち」が効きました。こういう引いている相手には、平山の頭狙いが有効なはずですが、平山の動きは良くありませんでした。しかし、無数のCKやFKを得て、次々と長身選手をゴール前に飛び込ませる日本の攻めに、ベトナムは次第に疲れてきました。
確かに、細貝のバックパスを拾って攻めた場面などは、日本の布陣が2-6-2気味の前掛りだった隙を突いたものですが、なかなかシュートまで行きませんでした。それならば、日本の先制点は必然でした。前半終了間際までかかってしまいましたが、青山のヘディングシュートが決まった時点で、ほぼ日本の勝ちは動かないだろうと思いました。
しかし、前に出てきたベトナムから追加点を奪えないところは、U-22代表の頼りないところです。平山は最後まで切れを見せられず、無数のクロスはシュートが決まらず、「無駄打ち」に終わりました。おそらく、この日の極端な前掛りの布陣は、引いてくるベトナム用だったと思いたいです。
バランス重視なら、左アウトサイドに安田を入れたり、家長をトップ下に置いたりとか、他に手の打ち様はあるはずです。最終予選の残りの相手はカタールとサウジですが、彼らはここまで引いてくることはないでしょう。そうなったときに、どういうオプションを持っているかの勝負になると思います。
新潟時代に何をやってくるかわからない、布陣の多彩さで相手を煙に巻いた反町監督ですから、それを中東の相手にも発揮してもらいたいものです。
しかし、ベトナムの布陣は4-5-1でしたが、5人のMFが全員ボランチで攻撃的MFが誰もおらず、9人で引いていました。4分割の数字で説明するなら、4-5-0-1です。これを見て、ベトナムは日本を相当の格上と見て、引いて守るしか勝ち目はないと思ったことが想像できます。
結果的には、この「名前勝ち」が効きました。こういう引いている相手には、平山の頭狙いが有効なはずですが、平山の動きは良くありませんでした。しかし、無数のCKやFKを得て、次々と長身選手をゴール前に飛び込ませる日本の攻めに、ベトナムは次第に疲れてきました。
確かに、細貝のバックパスを拾って攻めた場面などは、日本の布陣が2-6-2気味の前掛りだった隙を突いたものですが、なかなかシュートまで行きませんでした。それならば、日本の先制点は必然でした。前半終了間際までかかってしまいましたが、青山のヘディングシュートが決まった時点で、ほぼ日本の勝ちは動かないだろうと思いました。
しかし、前に出てきたベトナムから追加点を奪えないところは、U-22代表の頼りないところです。平山は最後まで切れを見せられず、無数のクロスはシュートが決まらず、「無駄打ち」に終わりました。おそらく、この日の極端な前掛りの布陣は、引いてくるベトナム用だったと思いたいです。
バランス重視なら、左アウトサイドに安田を入れたり、家長をトップ下に置いたりとか、他に手の打ち様はあるはずです。最終予選の残りの相手はカタールとサウジですが、彼らはここまで引いてくることはないでしょう。そうなったときに、どういうオプションを持っているかの勝負になると思います。
新潟時代に何をやってくるかわからない、布陣の多彩さで相手を煙に巻いた反町監督ですから、それを中東の相手にも発揮してもらいたいものです。