Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

42連勝(白鵬)

2010-07-20 20:33:21 | 他スポーツ
野球賭博事件で揺れる相撲界ですが、着々と偉業を達成しようとしている力士がいます。それは横綱白鵬です。3場所連続の全勝優勝と連勝記録が掛かったこの場所ですが、白鵬自身も野球賭博事件のことは嫌というほど質問されたでしょうし、気持ちの持って行き方が難しい場所前だったと思います。

しかし、今場所の白鵬はそんな騒動を吹き飛ばすかのように、初日から10日目の今日まで勝ち続けています。連勝記録は42に伸び、北の湖、朝青龍、貴乃花の連勝記録を抜き、挑むのは大鵬の45連勝です。これを超えると、千代の富士の53連勝に挑むことになります。記録の話が、白鵬と魁皇から出てくるので、千代の富士の名前が何度も出てくるところはオールドファンとして懐かしいです。

ただ、今日の稀勢の里戦の勝利は内容が良くありませんでした。稀勢の里に突っ張られて追い込まれ、強引に小手投げを振って辛くも相手を先に土俵に落とした、冷や汗物の勝利です。連勝記録の中にはこんな一番も含まれるもので、千代の富士の53連勝の中にも土俵際で回り込んではたきこむ相撲などもありました。

それでも、連勝記録の難しいところは、一つの失敗も許されないところです。把瑠都、琴欧州あたりに小手投げでも打とうものなら、たちまち付け込んで懐に入られてしまう可能性もあります。先場所あたりは強引な相撲を取っても、下半身が崩れていませんでしたが、今場所は多少ですが崩れています。これから続く上位戦で5連勝できるかは5分5分くらいと思っています。

優勝は並ぶのが平幕の豊真将であることを考えると、ほぼ白鵬のものとみて間違いないと思いますが、本人はおそらく今場所全勝しないと満足しないのではと思います。充実期を迎えたところで朝青龍がいなくなったのは、チャンスですから、これから大横綱への道を歩いて欲しいと思います。
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大宮アルディージャの新戦力

2010-07-19 14:22:44 | 他チーム
昨日は浦和敗戦のため、浦和ネタは出せず、先日生観戦した大宮アルディージャ戦から引っ張ってきます。浦和との直接対決の2試合を除いても年間5,6試合ほど大宮の試合を見ていますが、先日の試合では見たことのない新戦力がピッチに立っていました。その選手は前からいる選手だよとの突っ込みもあるかもしれませんが、初めて見た選手は「新戦力」とみなします。

・鈴木規郎(左MF)

元FC東京のDFで、強烈なFKを武器にしていたことから「ノリカル」の愛称を持っていた選手ですが、フランスリーグ2部のアンジェで結果を出せず日本に戻ってきました。復帰発表からすぐに使ったので、もしコンディションが悪ければ足を引っ張るのではと思っていましたが、ちゃんと走れるコンディションにはしてきています。また、FK、CKの精度は大宮にはなかった武器になっています。

・青木拓矢(ボランチ)

短い時間なら見ていたかもしれませんが、スタメンMFは初めて見ました。ボール奪取能力が売り物で、相手の1ボランチのダニルソンに積極的に仕掛けて取りに行ったカウンターは評価できます。また、パスの能力も高く、20歳の若さで6番をもらっているのもクラブ側が将来性の高さを評価しているのでしょう。

・ドゥドゥ(右MF)

昨年もいた選手ですが、ほとんど試合に出なかったので、特徴がわかったのは今回が初めてです。ブラジル人に多い、チームを自分に合わせろと自己主張するタイプらしく、トップ、右MF、ボランチといろんな位置を移動するため、監督としては使いにくい選手でしょう。しかし、そんなリスクを承知でも使いたくなる選手で、右足のサイドチェンジのキックは一発で決定機を演出できる高い精度を持っています。

・坪内秀介(CB)

これまで、札幌、神戸などを渡り歩いているユーティリティプレーヤーで、最終ラインの4つのポジション全てをこなせます。先日はCBに入りましたが、カードコレクターの不安のあるマトをスタメンから外してまで、この坪内を使ったのは、相当鈴木監督が評価しているのでしょう。スタメン落ちが決まったマトが、試合前のシュート練習で、怒り?のロングシュートを放っていたのが印象的です。
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CBの穴(7/18G大阪対浦和)

2010-07-18 22:00:56 | 浦和レッズ
この試合は、山田暢久にとっては踏んだり蹴ったりの試合になりました。G大阪の2点目のオウンゴールでは遠藤の縦回転のボールの軌道を読みきれず、頭の後ろに当ててしまう痛恨のミスを犯した上、最後は一発退場で次節出場停止です。やはり坪井と山田暢久のCBでは1年持たないのではと思っていた開幕前の不安が当たってしまった格好です。

しかし、山田暢久を「戦犯」にしないよう、チームメイト達は頑張りました。いつものワンタッチゴールながら、エジミウソンの先制ゴールはポンテのパスに走り込んだ平川からいいクロスが上がった練習通りの形ですし、最後の同点ゴールも柏木のCKにエジミウソンがあわせた、これも狙い通りの形です。

そういう積み重ねがありながら、この試合が勝ち点0に終わったことはどうも釈然としません。テレビなので、エジミウソンのゴールが決まってから遠藤の決勝点の間にリプレーが入っていたので、何が起こったかわからないのが残念ですが、浦和はどうやら同点にしたことで勝ち点1を狙いに行ったと思います。その判断は正しいと思います。

その根拠は阿部勇樹を最終ラインに入れて4バック気味に戻していたことから推測できますが、それまで前がかっていた最終ラインの意識が急には変わらなかったらしく、相手左サイドに進出した武井に楽にボールキープをされています。結果的には遠藤云々よりこの武井へのプレスの甘さが敗因になり、いいサッカーはするが戦い方はうまくないというフィンケサッカーの「伝統?」が出てしまった格好です。

ただ、それでも0-1で負けるよりはずっと得るものはあった敗戦で、田中達也もサイドのスペースをうまく使っていましたし、エジミウソンも守備にまで奮戦しています。サッカーのリーグ戦はトータルで見ればだいたい幸運と不運は同等の確率で起きますから、次は内容が悪くても勝てるかもしれません。

テレビ観戦の上、自分自身の体調もベストではないという状況(まさかNACK5スタジアムへ大宮駅から歩く程度が堪えるとは思いませんでした)だったので、正直これだけで今の浦和を論じきることはできないと思っています。次に埼スタに来たときの内容で、フィンケ監督が少しは中断期間中にチーム状態を上げることができたか、判断したいと思います。
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G大阪戦プレビュー

2010-07-18 15:34:21 | 浦和レッズ
既にW杯明けの試合を消化しているチームもありますが、浦和にとっては今日のG大阪戦が中断明け最初の試合です。浦和は中断期間中は意欲的にオーストリアキャンプで東欧のチームと練習試合を行い、新布陣の4-1-4-1を試したとの報道です。

しかし、PSMの草津戦の敗戦、水原(韓国)戦のスコアレスドローを見る限り、あまり成果は出ていないと見るべきでしょう。代表帰りの阿部勇樹が入ることで、どれだけチームが変わるかが一つのポイントです。

また、埼玉新聞の情報によれば柏木がコンディション不良でしばらく練習を休んでいたようです。遠征には帯同しますが、スタメンはなさそうです。どうやらフィンケ監督の構想だった4-1-4-1は単純に割り切ると細貝に替えて山田直輝を入れる攻撃的布陣のようです。

しかし、インサイドハーフの候補だった柏木の離脱が事実なら、普通に細貝を戻してダブルボランチが予想できます。楽しみなのはやはり山田直輝のプレーで、昨年見せてくれた広い範囲を動き回る運動量が戻っているかに期待しています。

対戦相手のG大阪は、現時点での順位こそ暫定12位と下位にいますが、まったく侮ることはできません。磐田からイ・グノを補強して、平井も得点ランキング2位の活躍です。これまでのG大阪の強さの要因だった「FW王国」は健在とみています。

播戸、山崎が抜けたため、ベンチに置いて流れを変えられる選手が、今のメンバーでは佐々木くらいですが、Jリーグ最長期間の指揮を執る名将西野監督が、このままずるずると行くとは思えません。

遠藤はW杯の疲労を考慮されて前節の京都戦を欠場しましたが、浦和戦は出場の予定という話です。W杯のデンマーク戦で決めた伝説のFKが、今日は出ないように願っています。
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わかっていてもやられてしまう(7/17大宮対名古屋)

2010-07-17 22:09:34 | 他チーム
ブログ4周年の今日はNack5スタジアムに行っていました。結果は名古屋の1-0勝利でしたが、その1点が名古屋が10人になってから入ったので、ドラマ性は高い試合でした。名古屋は4-1-4-1気味のフォーメーションで試合を進めましたが、ブルザノビッチが2枚目のイエローで退場したので、ボランチを2枚にして4-2-2-1にして守りを固めます。

この結果、1トップのケネディにはほとんどロングボールしか入らなくなります。大宮もケネディの対策は十分わかっていて、とにかく2枚確実について、一人がゴールへのコースを消し、もう一人がボールを奪いに行く守備を徹底しました。いわば理想的な形です。

また、10人になってからは大宮のボランチのところにプレッシャーがかからなくなったので、安英学、青木のダブルボランチは自在なパスワークを見せました。特にポジションを手中にして間もない青木にとっては、ライバルの金澤が比較的苦手にしているパスの能力でアピールしたい試合でした。

しかし、そんな思惑は一つのプレーで崩れます。名古屋ボールのCKの流れから、闘莉王が村上からボールを奪ったプレーがきっかけになりました。闘莉王のクロスは、シュートなのではと思うほど速いボールで、こんなボールに味方が合うわけないと思っていたらケネディが体を投げ出して頭に当てました。

ケネディをうまく封じていた大宮にとっては、ケネディの頭は十分わかっているのにやられてしまったのは悔やんでも悔やみきれないと思います。大宮もラファエルのポストプレーで対抗しましたが、いかんせんラファエルにはケネディの決定力はなく、終盤自陣に引きこもる名古屋にシュートの嵐を浴びせましたが、楢崎のファインセーブもあって1-0という結果になります。

それでも、Nack5スタジアムはピッチが近く、金崎が上体を揺すって2枚ついていた大宮DFを振り切ろうとしたドリブルや、ドゥドゥが右足のアウトサイドで上げるサイドチェンジのキックが絶妙だったこととか、いろいろなことを見つけることができました。先日サッカーは発見だと書きましたが、このペースでいろいろなものが見つかれば、またスタジアムに行くモチベーションになるでしょう。
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W杯優勝メンバー紹介

2010-07-16 19:01:32 | ワールドサッカー
スペインリーグはWOWOWが独占放映権を持っているので、普段スペインリーグは見ることが難しく、スペイン代表の選手にそんなに詳しい訳ではありませんが、優勝記念にメンバー紹介をします。

・カシージャス(GK、Rマドリード)

1999年ワールドユース優勝メンバーですが、彼の価値はそれまで外国人選手のポジションだったRマドリードの正GKを10年に渡って守っていることだと思います。神がかり的なファインセーブを見せることから、守護聖人にたとえられ、「聖イケル」の愛称も持っています。

・セルヒオ・ラモス(DF、Rマドリード)

スペイン優勝の原動力になったのは、スペイン人がRマドリードやバルセロナのポジションを自力で奪い取ったことだと思います。彼は地方クラブから移籍してきた選手ですが、あのRマドリードの右SBとは立派です。

・プジョル(DF、バルセロナ)

バルセロナのCBを178cmの上背で守っている努力の人ですが、それを支えているのはボールに対する執着心だと思います。セットプレーのときにしかアップにはなりませんが、なにがなんでもボールを頭に当てるんだという闘志は伝わってきます。

・セルジ・ブスケツ(ボランチ、バルセロナ)

彼は現在黄金時代を迎えているバルセロナのカンテラ(育成組織)から出てきた選手です。21歳と若い選手ですが、バルセロナでコートジボアール代表ボランチのヤヤ・トゥーレからポジションを奪ったことで代表入りを果たしました。

・シャビ(トップ下、バルセロナ)

代表でもバルセロナでもボールが自然に集まってくるチームの中心選手です。ボランチも可能で、バルセロナではボランチ気味の位置で出ることもあります。パスミスはほとんどしない技術の持ち主です。

・イニエスタ(攻撃的MF、バルセロナ)

バルセロナでは3トップの一角に入ることもある、シャビよりは攻撃的な選手です。決勝戦のゴールで世界中に名を売りましたが、バルセロナで試合に出るという最高の緊張感を味わっているので、移籍することはなさそうです。

・セスク(攻撃的MF、アーセナル[イングランド])

U-17W杯で名を売ったバルセロナのカンテラ育ちの選手ですが、当時は17歳以下の選手は移籍金がかからないという制度だったため、「青田買い」の批判もありましたがイングランドに渡ります。今ではアーセナルで必要不可欠な選手で、そのパスの丁寧さは一見の価値があります。

・フェルナンド・トーレス(FW、リバプール[イングランド])

スピード型FWで、中盤でつなぐスペインの最後の仕上げ役ですが、このW杯は不振でノーゴールに終わりました。プレミアリーグでの巻き返しに期待したいです。

・ビジャ(FW、バレンシア)

大会得点王の5点を挙げましたが、彼のプレースタイルは基本的に待ちのFWです。いいボールが来るのをゴール前でひたすら待つ、スペイン代表にいるからこそ点が取れるFWだと思います。それでもシュート力は高く、大会後はバルセロナに移籍が決まっています。そこでも点を取れるかはワールドクラスへの関門だと思いますが。
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鄭大世、ボーフム入り

2010-07-15 18:26:23 | 他チーム
朝鮮民主主義人民共和国(以下共和国)の代表チームは、残念ながら本大会では3戦全敗と結果を出せませんでした。しかし、直前の親善試合で活躍して、ギリシャと2-2で引き分ける原動力になった鄭大世のところにはやはりというべきか海外からオファーが来ました。

移籍先のボーフムは、以前小野伸二が在籍していたチームですが、今季は2部に降格しています。ただ、これから世界に名を売っていこうとしている鄭大世は、逆に2部降格したばかりの方がゼロからチームを作り直す可能性があると判断しての移籍でしょう。

確かに、鄭大世はアジアなら豪州以外ならどこでも代表になれそうなレベルまで自らを引き上げました。共和国の代表で対戦した、ブラジル、ポルトガル、コートジボアールのレベルを目の当たりにしたことで、アジアレベルは突き抜けたいという希望もあるかもしれません。

鄭大世はスピードとテクニックのあるタイプが揃う川崎FのFW陣では一人異質なキャラクターで、体の強さを生かした強引なプレーが売り物です。過去にこういうタイプで海外挑戦した選手は西沢がいますが成功できませんでした。

ただ、今の鄭大世なら西沢よりは上の評価ができます。日本人ではないので、代表戦で見ることができないのは残念ですが、チームを自ら一部に上げるくらいの情熱を持って戦って欲しいです。欧州は「点を取った者の勝ち」というほど結果主義なので、2部といえども結果を出せば新たなオファーも呼べるはずです。

昨日の等々力での送別会、映像で見ました。鄭大世の紹介のところで(PCの顔文字で書けるほど)単純明快な容姿と言われていたのは大爆笑でした。国籍も超えてサポーターから愛された選手で、ドイツでの活躍を願っています。
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ブログ4周年

2010-07-14 21:58:02 | 雑記
今週の土曜日、私のブログが4周年を迎えます。当日は大宮対名古屋をNack5スタジアムまで見に行く予定で、忘れるかもしれないので先に書いておきます。4年も経つと、だいぶ過去の備忘録的役割も果たしてくれるようになり、1年前の自分は何をしていたか、少しはブログから回想できます。

つい先日、念願のW杯ネタをブログにすることができましたが、時差の関係で夜中の試合が多く、寝ぼけていた試合もあったため、会心の出来というわけにはいきませんでした。それでも、4年前のドイツW杯が終わった直後に始めたこのブログにとっては、南アフリカW杯は目標の一つでした。一応達成したということにしておきます。

このブログを始めたときは、埼玉ネタとサッカーネタを半々くらいにしようと思ってタイトルをつけましたが、その思惑は外れ完全にサッカーネタばかりのマニアックなブログと化しています。このブログを始める前は、年間55試合生観戦するほどのバイタリティがありましたが、今や30試合台で、自らの体調不良が悔しいです。

体調の方はそんなに急激には良くならないでしょうから、見た試合をできるだけ早く言葉で整理してブログのネタにしようとは思っています。ただ、やはり普通の社会人なので限界はあり、相手チームの分析を正確にできるほどではありません。浦和以外のサポの方が見られたら、それは違うぜと思われるかもしれませんが、ご容赦いただけるようお願いいたします。

サッカーは発見の旅と思っています。未知の選手、未知のスタジアム、未知の戦術などいろいろなものを見つけていくことが、私にとっては最大の楽しみです。今年はW杯の影響もあって、5月30日から1ヵ月半以上試合を生で見ていませんが、スタジアムに座って初めて見えてくるものもあります。それをブログで発信することが、今の自分の最大の趣味です。

こんなブログでよろしければ、どうかよろしくお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
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乱戦の末(7/12スペイン対オランダ)

2010-07-13 19:09:44 | ワールドサッカー
W杯決勝は、途中抜けているところもあって完全に最初から最後までは見ていませんが、見た範囲で印象に残っているところを書きます。一番印象に残っているのは、解説の山本氏の言葉で、「スペインはペナルティエリアの幅でサッカーができる」というものです。

試合を見ると、本当にその通りなのです。シャビ、イニエスタ、ペドロらショートパスで崩せる選手を揃えていて、サイドバックがあまり目立たない珍しいチームです。こういうチームだからこそ、こぼれ球に反応するタイプのビジャというストライカーが活躍できるのです。

ただ、やはりW杯の決勝戦らしく、ガチガチの潰し合いは見られました。オランダのデヨングが相手の腹部に蹴りを入れる退場寸前のプレーを含め、9枚ものイエローカードを受けます。結果的には、これが延長戦でのCBハイティンガの退場につながりました。

11人揃っていれば、少なくともPK戦には持ち込めていたのではという悔いはもちろんあるでしょう。ただ、スペインの方もやはりロッベン対策は立てていました。人数を掛けたブラジルのやり方に近いですが、ブラジルは内側へ行かせたのですが、スペインは縦へ行かせました。

この試合の面白いところは、ロッベン対策に気づいたオランダが、カウンターでロッベンを走らせてロッベンの身体能力でスペインDFをちぎろうとしたことです。こういうカウンターならスペインの守備の人数は揃っていませんから、決定機に近い形にできます。

つまらないサッカーでも構わない、とにかく優勝できればと語っていたロッベンの言葉がこんな形で現実になるとは思っていませんでした。確かに、オランダ得意のウイングサッカーは、司令塔のスナイデルを消されて思うようには機能しませんでした。

決勝点のイニエスタ、若手と思っていましたが既に26歳でした。こういう人材を粘り強く育てたバルセロナの下部組織の育成力も、スペインの優勝の原動力になりました。確かに、シャビ、カシージャスは1999年ワールドユース優勝メンバーで、決勝点をアシストしたセスクも2003年U-17選手権準優勝メンバーです。スペイン全体としても若手を育てた結果が今回の優勝につながったと思います。
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真夏のストーブリーグ

2010-07-12 19:09:56 | 他チーム
W杯決勝は寝ぼけていて試合内容をよく覚えていないので、今日は穴埋めネタで失礼します。欧州サッカーは夏がオフなので、本来は冬がオフの野球用語であるストーブリーグは正しくないのですが、他に適当な言葉がないので使わせていただきます。

まずはW杯で高評価を勝ち取った日本代表選手ですが、川島はベルギーリーグの一部に昇格したばかりのリールスに移籍します。チームは背番号1を用意するなど正GKの扱いで、とにかく試合に出なければ話にならないという発想で決めた移籍先だと思います。

もちろん、本田圭佑のように結果を出せば上位チームからオファーももらえるということも視野に入れていると思います。セリエAの昇格チーム、チェゼーナ入りを決めた長友も同じ発想でしょう。

また、内田のシャルケ入りは期待しています。小野伸二にオランダトップレベルのフェイエノールトからオファーが来たときも嬉しかったですが、シャルケは欧州CL出場権も持っており、ここでポジションを取ればロッベンやエジルとも対戦できます。

シャルケなどというビッグクラブのスカウトが遠い日本まで目を付けていたのは驚きでもあります。W杯では出場機会に恵まれませんでしたが、シャルケのレギュラーとなれば代表監督の方が喜んでポジションを空けて待つでしょう。そうなることを期待しています。ドルトムントの香川も同じです。

国内の移籍では、イ・グノのG大阪移籍はサプライズでした。ACLはベスト16で敗退したG大阪ですが、ペドロ・ジュニオールが西野監督と対立して放出されており、即戦力の補強は急務でした。磐田からは高額の違約金を請求されたでしょうが、韓国代表から漏れたこともあって初戦からトップコンディションかもしれません。

また、浦和絡みでは高原のFCソウル(韓国)入りの噂があります。浦和は出すばかりで取る方の噂がない(特に手薄なCB)のは心配ではありますが、高原本人のためを思うとオファーがあったところへ行くのがいいのではと思います。
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