世に名曲と言われる「歌」は五万とあります。
でも、ある人には心地よくても、私には「理解不能」のモノも・・・・
そんな中で数百年の時を経ても愛され続けているスタンダードな曲は、
誰が聴いても名曲のようです。
私と夫は、最近、二人のソプラノのためのデュエット曲集の中に
シューベルトのAve Mariaを見つけ、挑戦することにしました。
ところが、ボイトレ先生曰く、
「高齢の素人が、今からドイツ語に挑戦するのは無理!」
何故なら、喉を締める発音が多く、ベルカントの発声になり難い。
ウムラウトとか、特殊な音が多いので、習得が難しい。
でも、この美しい曲を歌いたいので、苦肉の策で、
グノーのAve Mariaに使われているラテン語を当てはめることにしました。
ネットでググると、
ラテン語の祈祷文の冒頭には、
新約聖書において天使ガブリエルがマリアにイエスの受胎を告げる
「受胎告知(じゅたいこくち)」のセリフが登場する。
「マリアよ、おめでとう。あなたは恵まれた方。主があなたと共におられます」
(ルカ福音書 1:28)。
ラテン語でも、聴衆に意味を届けることは不可能でしょうが、
少なくとも、下手なドイツ語で歌って
Native German の失笑を買うことはなさそう。
日本語が「平板で、ベルカントの発声にしにくい」ということが残念です。