昨日はオペラ愛好仲間のお家でのDVD鑑賞会。
演目は「薔薇の騎士(ドイツ語: Der Rosenkavalier)
リヒャルト・シュトラウスの作曲したオペラ。
3時間を超える超大編でも、飽きさせない美しい曲とシナリオの良さで、
眠気も起こらず堪能しました。
ただ、主役の元帥婦人・その若き恋人・その恋人の新しい恋人と、
3人の女性の声が常に鳴り響き、男性歌手が少な過ぎ・・・・
若き恋人が「ズボン役」というアルトの女性なので、
その存在に違和感があるのと、ちょいとばかり御歳なので、
アップになった時に、「うぅ~む」と思ってしまいます。
でも、曲が良くて、装置も豪華で、ハッピーエンドなのが何よりです。
1月に「Così fan tutte」(Mozart)を観た時は、
あまりにも後味が悪く、腹が立ったことを思い出します。
「おちゃらけた風刺劇とか、他愛のない戯言なんだから、
音楽を楽しめばイイんだよ」と、通の方たちは仰いますが、
私は嫌でした。
こういう点が私の「頑な」なところで、「嫌な性格だ」とも思いますが、
色々な作品を観て、感激したり、憤慨したりして、
大勢の仲間とお喋りできることは、幸せなことなのかもしれません。