p.122 ヨーグルトはあらゆる食品の中で、最も冷たく重いですから
どんなことがあっても冷たいヨーグルトをそのまま朝食に食べてはいけません。
(中略)本当に消化に悪く、アーマ(=未消化物)になりやすいのです。
アーマは体を詰まらせて代謝を下げ、あらゆる病気の原因になります。
もちろんヨーグルトの乳酸菌自体は、正しく消化吸収されれば腸で良い働きを
して、排泄を促してくれるかもしれません。しかしきちんと消化できて
いなければ、乳酸菌が有効に働くこともないのです。
食べるなら朝ではなく日中にしましょう。
あ~らら、こらら!
私の友人たちの多くが、そして結構多くの日本人も、外国の人たちも(?)
「朝食にヨーグルト」って、当たり前の時代です。ホテルの朝食光景をみても
本当に多くみかけます。それがねぇ・・・・・
ま、この説は著が説くアーユルヴェーダの理論ですから、全ての日本人に
当てはまるかどうかは分かりません。でも、知ってるOR知らないでは大違い。
(いえ、知らない方がシアワセだったかも?)
次にあげる「ローフード」は、日本人には多くなさそうです。
p.124 体を冷やすローフードは事態を悪化させる!?
ヨーグルトと同じ理由でNGなのがローフード。野菜や果物のスムージーも
同様です。火を通すと野菜や果物の持っている酵素が壊れてしまうので
生のまま食べたほうが良いという考え方のようですが、この論理には
そもそも矛盾があります。
私たちはもともと、体内に酵素を持っています。胃の壁から分泌される
ペプシや12指腸から分泌されるトリプシンなど、こうした消化液が酵素です。
では、なぜ今さらのように外から酵素を取り入れようとするのでしょうか。
その理由は明確です。体が冷えていて体内の酵素が本来の働きをしていない
からです。自分の持っている酵素が冷えているせいで働かないのに、
体を冷やすローフードを食べてしまえば、さらに事態は悪化します。
確かにローフードやスムージーを食べると、1週間ほどは体調が良くなります。
外から入ってきた酵素に、体が一時的に反応して機能が機回復するのです。
しかし1週間以上続けると体自体は冷えていくので、ますます冷えて本来の働きを
しなくなります。
昔、シチリア島で、なんでもかんでも生で食べる人(=ローフーディスト)に出逢いました。
日本人で、イタリア人と結婚し、彼の地でオペラ歌手をしている女性でした。
少しふくよかで、とても健康そうなので、秘訣を聞いたら「ローフード」ということ。
毎日「直径3㎝、長さ30㎝の便が出るのよ」と聞いて、羨ましく思ったものです。
かといって、彼女の食べ方をそのまま真似することはできません。
健康は、住む場所、体質、食べるモノ、そして信念(?)により、作っていくもの。
万人に良い食べ方・食べ物はない!
大切なのは、「自分の身体の声を聴く耳」だと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます