親鸞は「光明は智慧のかたち」「智慧は光明のかたち」と両端をたたえて解釈せられました。この智慧はすなわち我等に自性を反省せしめしものであります。この光明はすなわち煩悩具足の自覚において感触せるものであります。眼は光によってものを見ることは、あるいは眼が物を見るともいい、あるいは光が物を照らすとも言い得るでありましょう。智慧とは自性の暗を見る眼であり、業障の深さを照らす光でありましょう。
『金子大栄随想集 第一巻』雄渾社
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