里村専精師の「浄土真宗にようこそ No21」をお届けします。
浄土真宗にようこそ(021)
サンガという言葉は、念僧伽になるというのに、何となく忘れられています。
世の宝として、三宝を頂くことは第一位のランクのはずです。
外に教学で派手で面白い命題があるとしても、「念サンガ」こそ第一級の命題です。
そしてそれは、何時だって第一級の命題であって、常に焦眉の命題です。
サンガが生きている所にだけ、仏道が在ります。
そのサンガに召されて生きる、そこに人々はブッダのレベルの世界を賜ったのでした。
阿弥陀仏のサンガは、釈尊を諸仏の一員として組み込んで無量の諸仏国土を包摂しています。
本願が営む浄土は、阿弥陀仏が荘厳・功徳されている世界です。
阿弥陀仏の荘厳・功徳の世界は、他方諸仏の世界の衆生を大きく包むものです。
極めて大きなサンガ世界が、新しく「無量寿経」から言い出されています。
大乗仏教は、ブッダなき後にも仏道がサンガとして生きていたことを証明しています。
最初の根本分裂が、ブッダ涅槃の後100年のころにあったと言われていますが…。
分裂は仏教の劣化ではなくて、むしろ各様のサンガが仏教の根源を模索していたのでした。
中で我々は大乗のサンガを選択しているのですが、他のサンガにも仏道はありました。
大乗のサンガは、論だけではなくて、新しく経典をも生産するものでした。
その中心に、新しい大きな精神と新しい雄大な人格が掲げられています。
本願と菩薩が、大乗仏教の新しい精神とその人格です。
阿弥陀仏の別願を語る「無量寿経」には、巨大なサンガ世界が語られています。
龍樹や天親という、大乗を担った菩薩たちも「無量寿経」に触発されています。
大乗は、経典をも生み出しましたが、今度は自分で生んだ経典に強く育てられるのです。
このような生産的な仏道が、大乗の特徴です。
阿弥陀仏のサンガ世界を、浄土(安養国)と呼ぶのです。
親鸞は、この大きな世界を「無量光明土」と感じ取っていました。
更には「大般涅槃を超証する」とも言い切っています。
私たちの南無阿弥陀仏は、巨大なサンガ世界へのターニングポイントなのです。
南無阿弥陀仏から、我々は大きな阿弥陀仏の超サンガを確信します。
それは釈尊をも包む、本願荘厳の世界であり、無量の輝きに満ちた世界なのです。
この世界へ、無量の人々が往生しました。七祖もそうですし、無量の人々もです。
我々も幸いに、自分たちの小さな名を超えて阿弥陀仏の名に応答するだけなのです。
新しいサンガ世界を、この身に感受することは至福の限りではないですか。
*明日、23日(土)午前10~12時
くりのみ会【親鸞とカウンセリングコース】を開催します。
『教行信証』の音読が中心の勉強会です。
先程、声明勉強会から帰宅しました。
同窓生の石川さん。
昨晩、東京ドームに出かけたそうです。
ポール・マッカートニーのコンサートに出かけた由。
感動談を聞かせていただきました。
71歳のポール。
大変、エネルギッシュだったそうです。
九州公演の合間には、大相撲九州場所を観戦。
千秋楽には、懸賞金をだすそうですヨ。
ケネディー新駐日米大使もポールも、日本が大好きなんですね。
そろそろ、アメリカ従属国から卒業して、
日本の良さを世界に発信できるような平和国家、民主国家にしたいものですね。
千秋楽。
何年ぶりの、NHKの相撲中継(横綱対決)とやらを見るかな?(笑)
ポールの懸賞のぼりを見るために・・・(笑)
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