法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

「こころの時代」 わたし流 理想の末期の迎え方

2014年11月09日 22時46分17秒 | 日乗

今朝のEテレ「こころの時代」は、臨床社会学者で住職も務める大村英昭さんでした。
以前、大村さんの『臨床仏教学』を読んだことがあります。
大村さんは、4年前に大腸ガンがみつかり、「死と向かい合う日々」を送っているそうです。
番組の中で、「“ダンディな死に方”をすること」で、
見送る人の気持を少しでも楽にしたいと語っていました。

大村さんは、親鸞さんの『末燈鈔』から、次の言葉を紹介してくれました。

この身はいまはとしきわまりてそうらえば、
さだめてさきだちて往生しそうらわんずれば、
浄土にてかならずかならずまちまいらせそうろうべし。

親鸞さんが、待っていてくださいます。
有縁・無縁の方々が、待っていてくださいます。

「倶会一処」


帰命尽十方無碍光如来 南無阿弥陀仏


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里村専精師 浄土真宗にようこそ《No33》

2014年11月09日 22時35分29秒 | 里村専精師の言葉

里村専精師の「浄土真宗にようこそ」(No33)をお届けします。

サンガを仏教の永い歴史の展開と見直してみると、いろんなことが見えてきます。
親鸞が自らをすすめた世界は、歴史のサンガを包む阿彌陀仏の本願が営む世界です。
そこに七祖と呼ばれる人たちが見つめられていますが、もう一つ大切な人々がいます。
それを建築に譬えるなら、柱にあたる人々が七祖に代表される人々ではないでしょうか。
その建築物の土台になり、しかも列柱をきちんと強く結び合わせている人たちがいます。
それが翻訳者たちです。
康僧鎧・鳩摩羅什・カーラヤサの三人は、とくに阿彌陀仏のサンガには大切です。
いわゆる三部経それぞれの翻訳者たちです。
たかが翻訳とは言えないものが、彼らにはありました。
私たちが忘れていても、彼らの仕事とその情熱、そして翻訳にかけた意欲がありました。
人のぬくもりを忘れがちですが、彼らは実に熱い人達でした。
3~4世紀の人だった康僧鎧は、今も無量寿経とともに生き続けています。
親鸞も法然も、そして中国の三祖や源信僧都も、彼の情熱と熱い意欲に衝たれました。
そこには、極めて親しい響きあいがあったのではないでしょうか。 
善導大師と道綽禅師の場合は、殊にカーラヤサとの呼応があったはずです。
「観無量寿経」はカーラヤサの翻訳だとされていますが…。
少なくともお二人には、「カーラヤサ」という人は近しい感じだったはずです。
経典の翻訳は、国家の威信をあげての大事業でした。
そういう事業に献身された翻訳者たちは、今日の我々に近しい人ではないでしょうか。
我々が遠ざけているのであって、翻訳者は経典とともに我々に接しておられます。
はるかな阿彌陀仏のサンガとして、我々と行を伴にしてくださるのですから。

カウンセリング研究会【くりのみ】11月の学習会のご案内。

11月24日(月) 親鸞とカウンセリングコース(『教行信証』音読&楽談他


11月30日(日) 声明とカウンセリングコース(『正信偈』読誦&楽談他)


会場:タワーホール船堀

*どちらのコースも、9時~10時、自由参加の自主学習タイムです。
 写経・声明等、各自の課題に取り組んでいます。


皆さまのご参加をお待ちしています。


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