法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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欧州彗星探査機(ロゼッタ)と仏教

2014年11月13日 22時51分24秒 | 日乗

先程、毎週一回の声明学園から帰宅しました。
今晩は、浄土和讃の(九)と(十)、坂東曲を教えてもらいました。

今晩勉強した和讃の一つ。

弥陀成仏のこのかたは
 いまに十劫とときたれど
 塵点久遠劫よりも
 ひさしき仏とみえたまう

岩波文庫 名畑應順校注による現代語訳

弥陀が成仏されて以来、
いまに十劫を経給うたと大経には説かれてあるが、
(法華その他の経に対映すれば、)
実は久遠劫よりも古くからの仏と見うけられ給う。

仏典を読んでいますと、この和讃にもある「劫」という時間の単位にぶつかります。
「劫」は、囲碁を打つ人は馴染みの言葉ですネ。
マア、ここでは、インド人が考えたとてつもない長い宇宙的時間としておきましょう。
辞書を引きますと、「天女が舞い降りて一辺が40里の岩を…」とか、
たとえ話もありますから興味がある方はwikipedia等でどうぞ!

マア、ボクは、いつも古代のインド人の宇宙的な時間感覚にひれ伏しています。

さて、今朝のニュースによりますと、
欧州宇宙機構の彗星探索機「ロゼッタ」が、
「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」の表面で2回、バウンドして着陸した由。
「ロゼッタ」の打ち上げは、2003年1月12日だそうですから、約10年ですね。

現代の科学の成果である「ロゼッタ」も素晴らしいですが、
ボクは「劫」という宇宙的な時間をイメージしていた古代のインド人の想像力に驚異を感じるものであります。

仏教は、本当に面白いです。

ぜひ、【くりのみ会】で楽談をして楽しみましょう。

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