今晩にも、安保関連法案が成立するとのことです。
戦後70年。
一内閣が、これほど国民の理解が得られない法案を、
姑息な手段をもって成立させる「横暴」を恐ろしく感じています。
今日の各紙の《社説》をwebで読みました。
タイトルを拾います。
*朝日新聞 「安保法案、採決強行―日本の安全に資するのか」
*毎日新聞 「安保転換を問う 参院委採決強行」
*日経新聞 「参議院は何のために存在しているのか 」
*産経新聞 「安保関連法案 採決こそ議会制の根幹だ」
*東京新聞 「違憲・安保法制 憲法を再び国民の手に」
*京都新聞 「安保参院委可決 次代へ「負の遺産」になる」
*福島民報 「安保法案採決 民意と懸け離れている」
*沖縄タイムス 「安保法案採決強行 解散して国民の信を問え」
*琉球新報 「安保法案 道理なき違憲立法だ 今国会成立は許されない」
読売・産経・日経は、安倍政権支持。安保法案賛成。
朝日・毎日・東京・そして地方紙は、安保法案反対。
今日の「大竹まことゴールデンラジオ」に出演した東京大学の石田英敬さんは、
日銀総裁、NHK会長、法制局長官をお気に入りで固め、強行採決を進める安倍政権を
クーデターと断じていました。
ボクは、「安保法制」に反対です。
アメリカと一緒になって自衛隊を動かすことは、アメリカの敵に狙われるということです。
今朝7時のNHKニュース。
トップは、チリ中部で発生した地震関連。
地震に対する注意・避難を呼びかけるのは大いに結構。
ところが、戦後70年、平和な日本を根柢から変える安保法制・参院の様子がなかなか報道されない。
やはり、NHKも権力にコントロール下に置かれているのか?
結局、津波関連は7時25分まで続きました。
その後、7~8分程、安保法制関連をうわべだけなぞったような報道でありましたナー。
SELDsの若者達が、国会前・全国各地で「民主主義ってなんですか?」と問う発言をしています。
素晴らしい、「問い」だと思います。
ボクは、この「問い」を国民一人一人が共有・持続することが大事だと思います。
そのために、やはり、報道大事です。特にTVは責任ありますね。
NHKは、国民から受信料をとっているのですから責任を痛感してもらいたいものです!
堤未果さんの「政府は必ず嘘をつく」角川SSC新書を読了しました。
アメリカの失われた10年が、いよいよ日本を襲いかかってきます。襲っています。
郵政民営化もありました。安保法制もそうです。TTPもそうでしょう。etc
安倍首相は、国会・国民に説明もなく、昨年、アメリカの上・下院で演説をしました。
そのお約束を達成するために、憲法違反と言われる法律を、暴力的採決でもって、民意を踏みにじって、
強行しています。
堤さん曰く、
民主主義・自由主義にも二通りあるそうです。
文字通りの、国民が中心なる民主主義・自由主義。
もう一つは、「民主主義・自由主義」のスローガンを利用して、
多国籍企業が市場原理主義・グローバリゼーションで世界を支配しようとしているもの。
長い間、世界は西洋の資本主義とソ連の共産主義がモデルでした。
ところが、ソ連が崩壊し、西洋型資本主義がグローバル化と形を変容して、
政府をも超越するような力をもって世界を席巻しています。
アメリカでは、1%の人間が、国全体の富の8割を独占しているそうです。
「民主主義ってなんですか?」 本当に大事な問いですネ。
ボクは、キリスト教を土台にした西洋思想・資本主義・自由主義の行き過ぎを止めるのには、
新しい思想が大事だと考えます。
それは、仏教です。
日本人が、もう一度、しっかりと仏教を学ぶ時代です。
仏教は、「自未得度先度他」と教えます。「自利利他円満」とも教えます。
1%の人だけが富を独占するような地球は必ず滅びます。
「安保法制」に反対します。