教員生活最後にお世話になった小学校の展覧会に出かけた。
今年度、図工教師になったT先生が取り組んだ初めての展覧会である。
地方から出てきて、いろいろ困難にぶつかっていた。
夏休みに、2度ほどお会いして話を聞かせてもらい、少々サポートさせてもらった。
頑張り屋のT先生の取り組みが実った“温かな雰囲気”の感じられる展覧会であった。
これから、教師としての成長が楽しみなT先生である。
新任のT先生には、再任用のベテラン図工教師だったK先生がサポートについている。
K先生のお話では、「この学校は男性の図工教師が3代続いたので、男性の臭いのする図工室だ」との言葉。
「男性図工教師の臭い」は何ですか?と尋ねると、「図工室環境が乱雑」との話であった。
3代の図工教師の真ん中が私である。
正直に書くと、K先生は分かっていない。
私は、子ども達がいつでも自由に道具が使えるように、のこぎりも・金槌も・錐も・小刀もetcすべてオープン配置してきちっと整理した使いかっての良い図工室環境を作ったものだ。
たぶん、図工室環境としては都内の小学校の中でも屈指の環境だと自負していた。
都や区の指導主事の先生が来ても、素晴らしい教育環境ができていると誉められたものだとK先生に伝えた。
この頃思うことは、図工だけでなく各教科共に、教育のレベルが低くなっているように感じられ、我が日本国の将来が心配である。
図工や芸術教科の授業時間を減にする文科省の役人の無能ぶりにはガッカリしている。一一事が万事である。
国家政策の一番の課題は教育だと思うのだが・・・
民主党政権は何をやってくれるのだろうか?