3日目はノンビリと出て、すぐにバスに乗る。そのまま市内まで降りて、東照宮だけという計画である。何度も行ってる日光、家からそんなに遠くない日光で、もう頑張ってあれこれ見て回る気はない。だから、輪王寺や二荒山神社は見ない。もう「平成の大修理」を終えた陽明門周辺を見ればいい。
日光東照宮を見るのは、多分4回目か5回目。小さいころに家族で行ってるかもしれないけど、思い出にあるのは小学校の移動教室である。東京の東部の小学校では日光に行くことが多い。その後、結婚してから一度行き、だいぶ行ってないなと思って数年前にも行ってみた。そうしたら、なんだか色も落ちて見栄えが今ひとつ。こんなだったかなとちょっとガッカリした。
もともと陽明門みたいな「豪華絢爛」を誇るようなものは好きじゃない。高校の修学旅行で京都の銀閣や詩仙堂を見て、こういうのが好きだなと思った。「派手」よりも「渋好み」が好きだというのは、本や映画も通じて同様である。だけど…とだんだん思ってきた。「狸親父」イメージで、若い時はどうも好きじゃなかった徳川家康だけど、その後250年以上も本格的な対外戦争も内乱もない平和を築いたのは間違いない。同時代の世界では奇跡に近い。ある意味、「世界史的偉人」なんじゃないか。
そうして大修理が終わった陽明門は、壮麗極まりない。大迫力である。やっぱりすごい。こんなに美しくなるのか。確かに「豪華絢爛」系ではある。でも、これは日本において、その方向で頂点を極めたといってもいいのではないか。有名なものも多いし、有料入場料1300円は決して高くないだろう。
一番の目玉はやはり陽明門だろうけど、ちょっと順番に書いていくと、荘厳な杉並木が東照宮の周りに立ち並び、ムードが高まってくる。今は外国人観光客がいっぱいで、大体写真を撮っている。今は小中高の子どもたちも多く、とにかく人がいっぱい。人が写らない写真をじっくり撮りたかったら、朝一番に行くべきだろう。五重塔もあるけど、大体これは逆光でうまく撮れない。どんどん進んで行く。有料区間に入っても、なかなか陽明門は遠い。そうだったっけ。
それよりまずは、「三猿」がある。入ってすぐの神厩舎の上である。猿をモチーフにした8枚のレリーフがある。全部撮ったけど、まあ有名な「見ざる、言わざる、聞かざる」を。どうせだから、動物をまとめておくと、奥宮へ向かう祈祷殿入口に「眠り猫」。あれ、こんなに小さかったっけ。猿も猫も、素晴らしく色が再生されている。昔のガイドブックがある人は見比べてみると、こんなに違うかと思うだろう。眠り猫の裏は「雀」である。もう一つ、三猿の近くに「象」もある。想像で書かれた象である。他にもいろいろな動物像があり、それぞれ宗教上の意味があるようだけど、どうもそこまで熱心に見たことはない。
本殿も国宝だけど、中は写真を撮れない。また「鳴龍」も写真が撮れない。そこで「奥宮」へ。ここも前に見てるんだろうか。延々と石段を登っていく。そりゃあ、山寺や金刀比羅宮ほどじゃないけど、やっぱりかなりきつい。どんどん登ると、一番上に家康の墓所がある。頑張っていく価値はあるとは思うけど、真夏はきついだろう。上の方に休憩所があり、なぜだか自販機は全部「おーいお茶」ばかり。ここまでどう運ぶのかと思ったら、帰るときにお茶缶の箱をたくさん背負った人とすれ違った。
他にも、周辺で芭蕉の句碑や石鳥居(重要文化財)が旧宝物館の近くにあった。また三つ葉葵の徳川家の紋が逆になったオランダ渡来の灯篭など、いろいろ撮ってるけどここではもう省略。一つだけ、東照宮のホームページにも出てない情報を。それは「障害者割引」である。多くの文化施設では、障害者福祉手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)を提示することで、付き添い者を含めて割引を受けられることが多い。ホームページに紹介がないんだけど、東照宮の場合、手帳掲示で「700円に割引」と書いてあった。
だけど、なぜだか、「鳴龍」が見られない。確かに「鳴龍」はバリアフリー構造ではないし、静かに聞かないといけない。もちろん、1300円の正規のチケットを買えば見られるんだろうけど、手帳で割引にならないのはどうしてだろう。付き添い割引がないのも解せない。
日光東照宮を見るのは、多分4回目か5回目。小さいころに家族で行ってるかもしれないけど、思い出にあるのは小学校の移動教室である。東京の東部の小学校では日光に行くことが多い。その後、結婚してから一度行き、だいぶ行ってないなと思って数年前にも行ってみた。そうしたら、なんだか色も落ちて見栄えが今ひとつ。こんなだったかなとちょっとガッカリした。
もともと陽明門みたいな「豪華絢爛」を誇るようなものは好きじゃない。高校の修学旅行で京都の銀閣や詩仙堂を見て、こういうのが好きだなと思った。「派手」よりも「渋好み」が好きだというのは、本や映画も通じて同様である。だけど…とだんだん思ってきた。「狸親父」イメージで、若い時はどうも好きじゃなかった徳川家康だけど、その後250年以上も本格的な対外戦争も内乱もない平和を築いたのは間違いない。同時代の世界では奇跡に近い。ある意味、「世界史的偉人」なんじゃないか。
そうして大修理が終わった陽明門は、壮麗極まりない。大迫力である。やっぱりすごい。こんなに美しくなるのか。確かに「豪華絢爛」系ではある。でも、これは日本において、その方向で頂点を極めたといってもいいのではないか。有名なものも多いし、有料入場料1300円は決して高くないだろう。
一番の目玉はやはり陽明門だろうけど、ちょっと順番に書いていくと、荘厳な杉並木が東照宮の周りに立ち並び、ムードが高まってくる。今は外国人観光客がいっぱいで、大体写真を撮っている。今は小中高の子どもたちも多く、とにかく人がいっぱい。人が写らない写真をじっくり撮りたかったら、朝一番に行くべきだろう。五重塔もあるけど、大体これは逆光でうまく撮れない。どんどん進んで行く。有料区間に入っても、なかなか陽明門は遠い。そうだったっけ。
それよりまずは、「三猿」がある。入ってすぐの神厩舎の上である。猿をモチーフにした8枚のレリーフがある。全部撮ったけど、まあ有名な「見ざる、言わざる、聞かざる」を。どうせだから、動物をまとめておくと、奥宮へ向かう祈祷殿入口に「眠り猫」。あれ、こんなに小さかったっけ。猿も猫も、素晴らしく色が再生されている。昔のガイドブックがある人は見比べてみると、こんなに違うかと思うだろう。眠り猫の裏は「雀」である。もう一つ、三猿の近くに「象」もある。想像で書かれた象である。他にもいろいろな動物像があり、それぞれ宗教上の意味があるようだけど、どうもそこまで熱心に見たことはない。
本殿も国宝だけど、中は写真を撮れない。また「鳴龍」も写真が撮れない。そこで「奥宮」へ。ここも前に見てるんだろうか。延々と石段を登っていく。そりゃあ、山寺や金刀比羅宮ほどじゃないけど、やっぱりかなりきつい。どんどん登ると、一番上に家康の墓所がある。頑張っていく価値はあるとは思うけど、真夏はきついだろう。上の方に休憩所があり、なぜだか自販機は全部「おーいお茶」ばかり。ここまでどう運ぶのかと思ったら、帰るときにお茶缶の箱をたくさん背負った人とすれ違った。
他にも、周辺で芭蕉の句碑や石鳥居(重要文化財)が旧宝物館の近くにあった。また三つ葉葵の徳川家の紋が逆になったオランダ渡来の灯篭など、いろいろ撮ってるけどここではもう省略。一つだけ、東照宮のホームページにも出てない情報を。それは「障害者割引」である。多くの文化施設では、障害者福祉手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)を提示することで、付き添い者を含めて割引を受けられることが多い。ホームページに紹介がないんだけど、東照宮の場合、手帳掲示で「700円に割引」と書いてあった。
だけど、なぜだか、「鳴龍」が見られない。確かに「鳴龍」はバリアフリー構造ではないし、静かに聞かないといけない。もちろん、1300円の正規のチケットを買えば見られるんだろうけど、手帳で割引にならないのはどうしてだろう。付き添い割引がないのも解せない。