尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

日光小倉山もみじウォーク

2012年11月06日 00時20分35秒 | 旅行(日光)
 3日に六本木高校の文化祭。去年は独立した一本の記事を書いて、来年も行くと書いている。だから今年も行かないと。でもだんだん知ってる生徒も教員も少なくなる。今年の出し物は教えてない生徒が多いので、まあ書くのはやめておきます。卒業生何人かと会う機会。去年は前日が新文芸坐落語会で立川談春らを聞いていた。今年は翌日4日が早起き。だから割合早く帰って、日が変わらないうちに寝ないと。

 4日は5時半ころに起きて、7時には車で出る。日光の自然観察会。日光湯元ビジターセンター主催の「小倉山もみじウォーク」。この時期日光は紅葉狩り客で大混雑。特にいろは坂は毎年大渋滞で、2時間くらいかかる。今回の企画はその大渋滞を避けて、日光市内の霧降方面の隠れたスポットとウォークしようという、スグレモノ企画。僕たち夫婦は日光が好きで、よくあちこち行ってるけど、この小倉山近辺はちゃんと歩いたことがない。いつもは節約のため浦和の東北道入口まで下を通っていくんだけど(というか、この前は宇都宮まで4号線で行ったけど)、今回は近くの首都高から高速に乗る。たった2つのインター区間しかないし、右合流だから嫌なんだけど。車はすいすい進み、9時10分頃には集合場所の「日光木彫りの里工芸センター」へ。ここ始めてなんだけど、日光彫などの実演販売がある無料施設で、入り口に「鳴龍」があった。面白い施設。空は朝から素晴らしい天気。

 午前中は小倉山に登り、午後は野鳥の森散策。小倉山は登り口が判りにくい。しかし簡単に登れて、展望はないけど面白い。少し急登気味のところもあるが、特に登りにくいことはない。途中に「熊剥ぎ」が何か所か見られた。駅から霧降大橋を渡ってそれほど遠い地区ではないが、熊がいるのである。最近奥日光の戦場ヶ原でハイカーが熊に襲われるという事故が起こったけど、こんな下にも熊がいるのか。熊は樹皮を足ではいで、甘皮を食べるのが大好きなのだという。登った小倉山と熊剥ぎの写真。
 

 紅葉は少し早い感じだったが、それでもところどころ素晴らしいものが見られた。
 

 今回のお昼は近くの食堂でと言うことだった。お蕎麦屋がいっぱいだったので、霧降の滝方面へ行く交差点から近い「る・みしぇる」で。スパゲッティもあるが、これが人気らしいフランスのブルターニュ地方の家庭料理、ガレット(蕎麦粉のクレープ)を食べてみた。写真は海老のクリーム煮とトマト、レタスのガレット。デザートのクレープとのセットもあり。それを頼んだが、どっちも美味しい。ガレット800円は量からするとちょっと物足りないが、味と珍しさは満足。


 午後は近くの小倉山野鳥の森。ただし鳥はあまり見られなかった。(少しは見た。ヤマドリが飛び立つのも見た。)出発前に「双眼鏡の使い方講座」。そんなもん知ってると思うと、初めて知ったことがある。双眼鏡は、両方のレンズの間に「焦点調節リング」がある。それで焦点を合わせてオシマイだと思っていたら、実は右のレンズが独立して動く。だからまず右目をつぶって、真ん中のリングで左目の焦点を合わせる。今度は左目をつぶって、右のレンズを回して右目の焦点を合わせる。そして最後に両目で見て、真ん中のリングで最終調整をする。これは知らなかったなあ。

 鳥がいない代わりにあたり一帯鹿糞だらけ。そして日光連山の山並みが素晴らしく見える。こんなに全部見えるのは珍しい。男体山なんか午後になると雲がかかることが多い。写真一番左が男体山、右が大真名子山、続いて女峰山の連峰。一応鹿の糞の写真も。
 

 最後に紙が配られ、今日を詠んで一句。まあ途中で言われていたが、ホントにやるのかよ。俳句を作るのは久しぶりだなあ。なんか急には思いつかず、あまり自己表現はしないで、月並みに。
 「蒼天に 紅葉の映える 小倉山」
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 室謙二のリバイバル-新書⑤ | トップ | 中津留章仁「欺瞞と戯言」と... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行(日光)」カテゴリの最新記事