ふと窓の下を見ると珍しく庭をキジが歩いてた。じゃぁニワトリだよ、って。珍しいと書いたけどこの辺りではカラスやサギほどではないけど年に数回くらいは見かける。また姿は見えなくても鳴き声はしょっちゅう聞こえる。その鳴き声は鶏みたいに喉から搾り出すような感じであまり好きではない。このキジはゆっくり庭を通過し、道の向こう側の田んぼに行った。下の写真は道を横切るところだけど飛ぶ気はさらさら無いようだ。
サギはこちらの気配を察知するとパーッと飛び立つが、このキジはというと徐々に距離を広げてく。さっさと飛び立てば良いのにのんびり歩いてるのが憎たらしい。去年見た時はカメラを用意してるうちに追いかければ追い付きそうなくらいの速さで向こうに行ってしまった。見えるんだけど写真にはならない。でも今回は気付かれなかったのでまぁまぁの距離で撮れた。鳥もこのくらい大きいと撮るのに助かる。
田んぼでは何やらつついてた。落ちた米でも食べてるのかな。友達の家庭菜園にも良く来て何かを食べちゃうらしい。いくら追っ払ってもやってくるそうだ。権兵衛が種撒きゃキジがほじくる、か。
和歌山の南端といえば連想するのは捕鯨。だけどまぐろの看板を掲げた店も沢山ある。ヨメはこの看板を見てくじら直売だと言ったけど、俺も似たような看板を見ては読み間違えた。でも一緒にしないでネ、俺は声にだして読んだりしないもの。それにしても先入観恐るべし。
写真の太い柱状の物体はヨメの足。エンタシス形式になっている。漁港の近くに無料の足湯温泉があったので一休みした。足を入れて海の方を見ていると良い気分。