ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

放射線量を示す単位、シーベルトって?

2011年03月17日 08時56分02秒 | 思ったこと
 始めはマイクロだったのが途中からミリも登場。出て来る数字が似たような値では聞いてる方は訳が分らないのだ。しかしそこには千倍の開きがある。理屈では分ってても直感的に大小が良く分らない。

400ミリシーベルトって何?

放射性物質、風に乗り首都圏も
体に影響ほとんどなし
・・・・・略・・・・・
 15日午前、福島原発3号機付近で400ミリシーベルトと健康に被害を及ぼす恐れのある数値が観測された。
・・・・・略・・・・・
2011/3/16 0:36 日本経済新聞


 放射線の強さや量を現す単位は幾つもあるが、良く出て来るシーベルトってのが良く分らなかった。図書館で本を借り、それを見ながらインターネットを調べた。分らない理由がようやく分った。

 その理由は毎時とか1時間当たりという言葉が抜けてたからだ。テレビで言ってるシーベルトは Sv ではなく Sv/h と書くべき値だった。時々 「 1時間そこに居て… 」 などと話す専門家が居たが、ようやく今分った。

 我々が普段車を運転してて 「 今何キロ出てる? 」 「 60キロ 」 という会話をする。でも正確には 「 今時速何キロ出てる? 」 「 時速60キロ 」 ということだ。専門家も同様で 「 /h 」 の部分を言わないのだろう。しかしマスコミは聞いた事を鵜呑みにして報道してたと想像。でもようやく1時間あたりとか毎時という表現が現れた。

 放射線を浴びた時、それが危険なのかどうかは浴びた時間にもよるのだ。たとえ1時間当たり400シーベルトだろうが浴びた時間が少なければ問題ないということだ。逆に放射線量が少な目でも長居してれば身体には良くない。

 これでシーベルトについては免許皆伝と思ったが、 /hではなく/yの時があるらしいのだ。yは年。だからこれをごちゃ混ぜにされたらやっぱり何を言ってるのか分らないのだ。


リトマス試験紙のような話はもう沢山

 シーベルトの単位は始めっからmSv(ミリシーベルト)にしてくれれば良かった。正確に言うとmSv/hだ。ところが最初はμSv/h(毎時マイクロシーベルト)だった。だから事故当初なら例えば0.03mSv/hなどとなり見た目の通り大した量には思えない。でも30μSv/hと言われるちょっと大きな感じがする。

 ところがマスコミはというとシーベルトと出ただけで大騒ぎ。リトマス試験紙で赤になったからといってレモン汁と硫酸を一緒くたにするようなものだ。そこに量という考えは無い。こういうのをアレルギー反応というのだろう。

 大学では劣等生ではなかったが優等性でもなかった。だから大した事は覚えてない。でも入学したばかりの頃、 「 これからは定性的に考えずに定量的に考えなければいけない 」 という言葉は良く覚えてる。定性的というのはリトマス試験紙。定量的というのはペーハーだ。

 例えばリトマス試験紙で赤くなってもpHが5なら大した酸ではない。手にかかったって平気なのだ。この時硫酸のような大騒ぎをしてるのがマスコミ。そして赤か青しか聞かされない国民はどのくらい危ないのかまるで判断出来ないのだ。
コメント (3)
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