ヨメの事を天然ボケだの天然ボケボケだと周囲の人は言う。そんな事はないという人も居るけどその人達は皆天然ボケボケだ。でも実態は更に上を行く。中学の数学の表現を借りればヨメは天然(ボケ)4だ。
その４次元のボケはこのオレサマの記憶をも破壊する恐ろしい力を持っている。ついこの間はアスロックがどうたら。アスロック？ 何だそりゃ。話を聞いてるうちに分かった。そっか、警備会社の名前だった。しかし既に記憶が破壊されていてその会社名を思い出すことが出来なかった。ネットで調べてようやく記憶を修復出来た。正しくはアルソック。でもそんなヨメでも論理的に物事を考えるから救われる。時には理屈っぽくて叶わないけどまぁ仕方無い。
６月
溜池の水位が下がったもんだなぁと俺が言うとヨメは草が伸びたからじゃないのと言う。このヨメは何か言うと必ず何か言い返す。ちなみに家でも職場でも何か仕出かしてもまずは自分の言い分を言う。言い訳ともいう。
そこで俺は水門の所を見せて杭がこんなに見えてるじゃないかと言った。ここの所雨が降ってないから田んぼに流したんだろうと言うとヨメは納得した。そうは言ったもののヨメの話も気にな。そこで水位が有った頃の写真を探した。杭が同じように見えていた。水位は特に減ったわけではなくヨメが言う通り草、菖蒲の葉が伸びたので水位が下がったように見えただけだった。
３月
起きた頃、空は灰色だったけどボチボチ青空が見えてきた。ここのところ梅雨入りしたのによく晴れる。天気予報見ても梅雨時期とは思えない。
日本気象協会より
この猫共が先月相次いで体調不良になった。食欲が無いので柔らかい餌に変えたりした。その後投薬だの入院で体調も良くなったのでまた固い餌にした。そしたら毎度毎度「何だよ、またこれかよ」な顔をする。暫くすると腹が減るので食べるけどどうやら不味いようだ。折角爺猫用だの婆猫用の餌を買ってきたというのに全くもう。
そこでメメが最初っから食べていたフリスキーを買ってくることにした。猫は我儘だからそれを変えずにずっと食べさせていた。ところが小袋に分けたのが何処に行っても売ってない。有ったのは小分けされてない大袋。一体どういうことだ。フリスキーの営業は何やってんだ。他メーカーに押されっ放しじゃないか。仕方無いのでその大袋を買ってきた。そしたら文句も言わずに飛びついた。フリスキー恐べし。でも小袋じゃないから保存にやや気を使う。
猫餌を調べるとフリスキーはそんなに評判の良い餌ではないみたいだ。違うのを買ってきても見向きもしないようでは困る。実際どんな味がするのか食べ比べてみたいけど猫餌なんて気持ち悪い。だから食べたことがないという食わず嫌い。だから俺がオヤツにってわけにはいかない。
