ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ユートピア」、香港の異才監督による、ゲイカップル、男女カップルの全裸出演で話題の!

2017-05-20 16:47:22 | 中国映画

おすすめ度 ☆☆

R15+ 裸のシーンが多い

三島由紀夫を敬愛する青年ヒンズと恋人の通う大学に、古代ギリシア文化を研究するミン教授が赴任してくる。

ミン教授は、自らゲイを告白。スクリーンに全裸男性のまぐわう姿を上映。

ヒンズは、徐々に、ミン教授に惹かれるようになり、ミン教授の仲間たちの全裸サークルに導かれる。

やがて、クルージングやタイ旅行を経て、寺院で唇を重ねてしまう。

だが、香港では、ゲイの肉体行為は違法。

しかし、恋人との同意を得て、ミン教授の彼女も参加。全裸麻雀にふける。

なにしろ、全裸シーンにあふれている。

その点は潔いが、日本版は異様にぼかしがかけられる。

この映画の良さが消されてしまっている。

スカッド監督は、注目を浴びている。

 

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「ブレア・ウィッチ」、恐怖映画の代表作の新版です。

2017-05-20 13:26:27 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆

ブレアウィッチももう17年前の作品だ。

本作は、前作から20年後、メンバーのヘザーの弟のジェームスが、姉らしき人物が映った映像を入手。

仲間とともに、その失踪した森に入っていく。

ドローンを使ったり、最新の機器も用意して、危険ポイントへ。

前半は、キャンプを張るなど余裕の展開だが、後半俄然恐怖の連続となる。

POVという、手持ちカメラの映像がぶれまくるのが特徴だが

多用されると、こちらまでふらふらしてくる。

前作同様、見えない敵におびえる姿を見て、怖くなる連鎖型の恐怖だ。

展開が前作とほぼ同じなので、新味がないのが残念だ。

まあ、ブレアウィッチファンなら、見て損はないだろうが、期待は禁物。

 

 

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「スプリット」、多重人格者に拉致された女子高校生3人!

2017-05-19 18:53:58 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

多重人格者の話って、あんまり好きじゃなくて、私的には ☆☆

多重人格者に、3人の女子高生が拉致監禁されます。

この多重人格(ここでは23人とも24人とも)者を演じるのがジェームズ・マカボイ。なかなかの怪演です。

一方、監禁された3人の女子高生のうち主人公は幼少期のトラウマを抱えています。

多重人格者も、幼少期のトラウマが原因です。

冒頭のサスペンスフルな拉致監禁に続いては、主人公の過去や、監禁者の過去、それに多重人格者の主治医との会話など、だんだん、様子がわかってきます。

そしてラスト、24番目の人格者の登場となるのですが、ここからはオカルトチックで、いわゆるビースト(野獣)の本性が現れます。

ラストはあっけなく、「アンブレイカブル」の主人公が現れて、続編の予告です。

主人公のケイシーを演じる女優がアニヤ・テイラー=ジョイで、ちょっと不思議な印象の女性です。

まあ、風変わりな拉致監禁事件の映画をお好みのかたには、よろしいのでは。

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「ボクの妻と結婚してください。」、テレビマンが、がんで死を宣告されたときに取った行動!

2017-05-18 17:03:19 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

ありえない展開なので、違和感を抱く人は、面白くないかもしれません。

逆に、はまってしまう人は号泣にさらされるでしょう。

なにしろ、がんで死期を宣告されたテレビマン。(テレビマンだからこその企画か)

死んだあと、妻と子に何を残せばいいか?

疑似結婚式までして、盛り上げる。

まあ、恋人ごっこをして、週刊誌にすっぱ抜かれるあほさは、ちょっと行き過ぎ。

織田裕二、吉田羊の夫婦はなかなかいい線いっているし、相手役の原田泰造も堂に入っている。

つなぎ役の高島礼子は儲け役。

それにしても、自らに置き換えたときどうなるか、これはひとそれぞれ。

ラストで、ネタばらしされ、納得。

テレビでは、内村光良と木村多江が演じているが、これはこれで面白そう。

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「レッド・ダイヤモンド」、ブルースウイルス出演の犯罪(強奪)映画です。

2017-05-18 10:28:32 | カナダ映画

おすすめ度 ☆☆★

アクション映画好き ☆☆☆

ブルースウイルスも63歳、アクションやるには、つらい年齢。だが、現役で活躍したい。

結局、大ボスになる。今回も、それなりに貫録だ。

今回は、「タイム・トゥ・ラン」のマーク=ポール・ゴスラーが主演。渋い味を出しているが、まだ、スターではない。

美人女性の競演で、面目を保つ。

5億ドルの宝石の争奪戦。

カーチェイスあり、ボートチェイスあり、飛行機アクションあり、装甲車強盗あり、美少女スナイパーあり、壮絶銃撃バトルありの、ノンストップ・クライム・アクション。

まあ、題材はそろっているし、相手も結構強いし、明るいアクションなので、気軽にみられる。

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「映画 聲の形」、先天性聴覚障害をめぐるディスコミュニケーションを描いた青春ドラマ!

2017-05-17 17:10:12 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

青春ドラマ好き ☆☆☆★

原作は、大今良時の漫画「聲の形」。ガキ大将石田のいる小学校へ、聴覚障碍者の西宮が転校してくる。

ノートに字を書いたり、手話で話したり、うまくコミュニケーションの取れない西宮に対し、いじめを繰り返す石田。

ついには、補聴器を取り上げ、ノートを川に沈める。

西宮は転校していく。

高校生になった石田、今度は逆にいじめが噂となり、級友たちから無視される存在に。

ディスコミュニケーションに悩む石田は、自殺を考える。

母代わりの姉に諭され、自殺は思いとどまり、西宮に謝る。

そして、小学生時代の級友たちと出会い、西田を慰めようとするが、かえって、ギャップを生む羽目に。

聴覚障害がいかにつらいものか、特に吃音は、いじめの対象となる。

せっかく発音しても、正しく伝わらず、ついに事件が起こる。

いじめ問題と青春、2時間余を通して丁寧に心の機微を描く。

音楽と風景が相まって、良質の劇画となった。

ただ、謝り続ける西宮の姿に、過剰謝罪の現代をみて、身につまされる。



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「マザーズ・デイ」、母の日をめぐる母たちの悲哀!

2017-05-17 09:29:04 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★

母の映画好き ☆☆☆

一部劇場公開

マザーズ・デイは母の日である。

母の日に書くのを失念していた。

監督は、「プリティ・ウーマン」のゲイリーマーシャル、残念ながら本作が遺作となった(昨年7月死去)。

「バレンタインデー」「ニューイヤーズ・イブ」に次ぐ、3部作のラスト。

ジュリア・ロバーツ、ジェニファー・アニストン、ケイト・ハドソンら豪華女優が結集。

ただ、一人に絞らず、いくつかの母の悲哀が描かれ、群像劇となっている。

それぞれの、設定がユニークで、家族が抱える様々な問題を突きつけられた男女達の奮闘劇が、コミカルな展開満載で描かれていく。

後半のお笑いステージがいい。


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「リトル・ボーイ 小さなボクと戦争」、第二次大戦下のアメリカ西海岸、発達障害の少年がいた。

2017-05-16 17:23:32 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

ヒューマン映画好き ☆☆☆☆

メキシコ人監督アレハンドロ・モンテベルデ作品のため、メキシコの映画賞ルミナス賞では作品賞・最優秀監督賞・新人賞(ジェイコブ・サルバーティ)の3冠を達成した。

広島に落とされた原爆の名前が「リトルボーイ」としり、この映画を思いついたという。

発達障害でちびっ子の8歳の少年ペッパー。

ちびゆえに、常にからかわれるペッパー。父はよき理解者で、「頑張ればなんとかなる」と教え込まれる。

父と一緒に見に行ったマジックショー。そこで、マジシャンに招かれ、瓶の移動に成功する。

それ以来、自信を持つように。

兄がいるが、偏平足のため、兵隊に行けず、代わって父が戦争に。

近所に住む日本人。敵国人だが、収容所から移り住む。

憎しみのあまり、窓ガラスを割るが神父に諭される。

それから神父の「達成すれば願いがかなう」リストを渡され、日本人とともに解決していく。

そして、父の帰りを願って、海に向かって祈ればなんと、

アメリカ映画だから、日本は敵国だが、日本人を登場させ、戦争中でも、個人的には敵味方ではないことを理解させる。

少年の視点で戦争を切り取った不思議な映画だ。

母親役のエミリーワトソンほか、トムウイルキンソンなど、国際派俳優が脇を固める。

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「溺れるナイフ」、モデル経験の女と、地元神主一族の跡取りとの瞬発的な恋の行方!

2017-05-16 10:41:50 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

ジョージ朝倉の同名少女コミックを実写映画化。

和歌山は、純文学・恋愛映画がよく似合う。

少女コミックだが、どこか純文学的なにおいのする本作。

28歳の女性監督山戸結希の作品

雑誌モデルで活躍した少女夏芽が、父の故郷である、田舎町に帰ってくるが、どこか皆となじめない。

そんなとき出会った、神主の跡取り息子抗に電撃的に愛を感じる。

2人は、愛を温めあうが、村祭りの夜、夏芽はレイプされる。その場に駆け付けながら何もできなかった抗。

そのトラウマで二人は、離れていく。

夏芽には、大友という純朴な青年が近づく。

大友は、夏芽に近づくが、抗を忘れられない夏芽に、ふられる。

そして1年後の同じ火祭りで、再び強姦魔が。

という展開で、男と女の業みたいなものを描いている。

菅田将暉と小松奈菜という旬なキャストで、青春をえぐり取っており。

物語に溶け込めるかどうかで、評価の分かれる作品だ。

水中でのシーンが美しい。



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「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」、壮大な宇宙伝説ですが、どこかコミック!

2017-05-15 18:58:31 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)

「アベンジャーズ」シリーズに代表されるマーベル・シネマティック・ユニバースの一作。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(2014)に続く第2作です。

前作を鑑賞しておかないとちょっと置いて行かれます。

というのも、前作の解説がなく、登場人物も多いので、混乱します。

冒頭、70年代の軽めの音楽にのせて、木片のロボットがダンスを踊ります。そのテンポにまずぎゃふん。

なにしろ登場人物がユニーク、凶暴なアライグマ、マッチョな破壊王、そして、木片グルート。

このグルートが大活躍。

宇宙での大戦争だが、宇宙戦艦的なノリでなく、個人戦であったり、ボタンを押して終わりだったり。

そして家族愛が基本テーマで、泣きの要素があふれています。

でも、後半の戦闘シーンの迫力は、これでもかの連続で堪能。

わかりやすい設定がなにより、

顔の色を変えたり、人が特定できるのがみそ。

そして音楽。

戦闘映画なのに、音楽のノリで見せるおかしさ。

さらには、血筋の父か、育ての親かのひねりが効いています。

スペースオペラにくすぐりが効いて、大団円です。

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