50年以上前、高度経済成長で東京は、人が集中し、住環境は悪化していました。小金持ちになり、東京での生活を嫌い、郊外に住宅を求めた人は、周辺県で大規模宅地造成が盛んになったことを受け、周辺県に移住しました。
私は東京都世田谷区にある東京体育大学の隣にあった老朽社宅(鉄筋コンクリ-トの集合住宅)に住んでいました。ネズミ、ゴキブリが多く、不潔で気持が悪い社宅でした。車を買いましたが、駐車場がなく、勝手に社宅の前の狭い空間に置き、肩身の狭い思いをしていました。郊外へ移住することを真剣に考えました。
鎌倉やその周辺が好きでしたが、ちょっと遠いし、土地価格も高かったので、戸塚やその周辺を、毎土日、車で走り回り、港南区の日限地蔵尊の周辺で京急が大規模宅地造成をやっている現場を見ました。ここでいいと決め、売り出しを待ち、日限山4丁目の土地を買い、すぐ家を建て、移住しました。
当時、港南区は宅地造成ラッシュで、たちまち山林が消え、住宅で覆われました。横浜市は多数の公園を建設し、「住宅・道路砂漠」にオアシスを設けました。東京から日限山4丁目を訪問してきた人は、日限山4丁目を、美しい町だとほめれくれます。
しかし、夏、炎天下、近くの野庭団地の緑豊かな涼しい野庭緑道を散歩し、日限山4丁目に帰ってくると、道は太陽光にさらされ、加熱されたフライパンのようで、「住宅・道路砂漠」と実感します。
そんな町で高木の多い、樹木公園の特長をもつ西洗公園は、まさに町の中心部にあるオアシスです。真夏でも公園南西部にある築山の樹林地は涼風が吹き抜け、居心地がいい場所です。南東部の樹林地もオオムラサキツツジの植え込みを除去すれば、涼風吹き抜ける避暑地になるでしょう。西洗公園は日限山4丁目にとって貴重な公園と認識し、今後50年、昔の神社のように大切にし、みんなで維持管理し、大いに居場所、活動場所として活用しましょう。
西洗公園南西部築山樹林地
私は死ぬまで園丁をつとめる決意です。毎朝、公園に行き、犬の糞やゴミがあれば拾い、気になる落葉の吹きだまりがあれば落葉掃除をします。気になる雑草群を発見したら雑草抜きをやります。芝生のはげが気になったら穴か溝を掘って落ち葉、枯れて落ちた枝、抜いた雑草を入れ、土をやわらかくし、芝生のランナーが広がり、定着するようにします。躓きやすい木の根を発見したら除去するか埋めるかして危険を除きます。樹木の低い幹の徒長枝は早めに切り落とします。
たまにですが、夜の間に遊具にいたずらをする人がいます。朝、問題を解決します。
公園利用者、公園の近くに住んでいる人、公園に関心がある人と積極的に情報交換し、公園の安全、清潔、美、町の人々の居場所・活動場所としての効用、維持管理体制の改善を工夫します。
園丁の仕事を通して公園家族が増えることを無上の喜びとします。たまには兄弟喧嘩をすることをお赦しください。公園に関する考えが違う人もいますからね。喧嘩のような議論をして維持管理を改善することもあっていいと思います。
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