昨日「MAKIKYUのページ」では、仁川メトロの1000形電車に関して取り上げましたが、仁川メトロ1号線は近年松島(Songdo)新都市方面などへの延伸が行われ、これに伴っての車両増備も行われています。
近年増備された車両は同じ1000系を名乗り、編成両数は同一で規格も同様ながら、近年のKORAIL広域電鉄車両(通称マティズ)に類似した形状をしており、前面も銀色となっています。
そのため一目見ただけで容易に識別する事ができ、車内の様相も異なっているのですが、デザイン面では独自色の強い1次車に比べると、随分標準化された印象を受けるものです。
ちなみに写真の1000系2次車は、昨年仁川メトロが延伸開業した松島新都市地区で、昨年の8月~10月にかけて開催された博覧会(2009仁川世界都市祝典)の開催に合わせて運行した文化列車と呼ばれるラッピング車です。
この列車は基本的に時刻限定で運行され、その時刻表(当然韓国語のみですが…)も駅構内に張り出される程でしたので、仁川メトロの力の入れようを感じたものでした。
ただ橘峴(Gyulhyeon)駅ホームからも見渡せる車両基地には、2次車は何本も停車している姿が見受けられたものの、10月の仁川メトロ乗車時には車庫に何本も止まっている割には、稼動している姿が少なく感じたのは気になったもので、捕まえるのも限定運用の文化列車でようやくといった状況だったのは気になったものでした。