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災害被災の呉線・ようやく全線で運転再開~今日の活躍ぶりも記録は早めに…

2010-11-01 | 鉄道[中国]

 

今年夏は大雨の影響により土砂災害等が発生し、JR線の中にはこの影響によって今もなお不通となっている路線が幾つか存在していますが、そんな中でJR西日本の呉線は、不通(バス代行)が続いていた一部区間の復旧工事がようやく完了し、晴れて今日から運転再開となっています。

呉線広以東は一応電化線区ではあるものの、閑散としたローカル線区といった印象が強く、決して利便性の高い路線ではないものの、鄙びた雰囲気と瀬戸内海沿いに走る景観は魅力的です。

ただ土地柄もあってかワンマン運転列車が多く、ワンマン運転対応の関係で105系と呼ばれる通勤電車が主体となっているのは少々惜しい所です。

MAKIKYUが呉線広以東の区間に乗車した際には、105系(左側写真)を含む写真の2車種(写真は呉線ではなく、どちらも広島地区の他線区列車に充当された際のものです)に当たっていますが、一方は既に今では見られない装いで、もう一方も今後の単色化進行により、あと数年で見納めとなりますので、様々な装いの電車が入り乱れる今日の活躍ぶりも早めに記録しておきたいものです。

また呉線全線の運転再開により、長らくの間運休となっていた観光列車「瀬戸内マリンビュー」の運転もようやく再開となります。

MAKIKYUも以前、長期不通区間を含む呉線広以東の区間には乗車した事があるものの、最近は久しく利用機会がない事もあってか、瀬戸内マリンビューにはまだ乗車した事がなく、それどころか瀬戸内一帯も最近は新幹線で通過するばかりで立ち寄る機会がありませんので、機会があれば瀬戸内マリンビューの指定席に乗車し、風光明媚な瀬戸内海沿いの車窓を楽しみたいものです。

この呉線復活後もJR西日本では全線不通が続く非電化線区が存在し、JR東日本でも同様の線区が存在していますが、これらの路線や復旧放棄(バス代行輸送常態化)のJR東海某非電化線区末端区間などは、未だに復旧見込みの話も聞きません。

復旧放棄線区・区間はともかく、JR西日本HPやJR東日本HPの列車運行情報の項で、遅延・運休などの異常を示す項目が完全に消えるのはいつになるのか気になる所ですが、どちらも存続自体が疑問視される路線ですので、再び鉄路に列車が走る事で異常を示す項目が消える事を願いたいものです。