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府中市「ちゅうバス」是政循環~西武多摩川線利用の際には便利なコミュニティバス

2010-11-13 | バス[首都圏]


先日「MAKIKYUのページ」では、西武多摩川線に関連した記事を取り上げましたが、多摩川線の終着駅となっている是政駅は他の鉄道路線との接続はなく、途中駅も直接他路線に接続する駅はありません(白糸台駅と京王武蔵野台駅は徒歩連絡も容易な距離ですが…)ので、多摩川線自体が起点のJR武蔵境駅で接続する中央線のフィーダー路線としての様相が強いと言えます。

そのため路線図だけを見ると、多摩川線は典型的な盲腸線の様にも見えますが、是政駅からはJR南武線の南多摩駅まで、多摩川に架かる是政橋を渡って市境を越えれば、徒歩でも15分はかからない距離にあります。

この徒歩連絡ルートは、MAKIKYUも以前に利用した事もありますが、真夏や天候不順時などは少々難ありで、そうでなくても地理不案内な方や体の不自由な方などには厳しいかと思います。

そんな時に便利な存在と言えるのが、府中市が地元のバス事業者・京王バスグループに委託して走らせているコミュニティバス「ちゅうバス」の是政循環で、MAKIKYUが先日多摩川線を利用する際には、このバスで是政駅にアクセスしたものでした。

この系統は京王線府中駅~西武多摩川線是政駅間を昼間30分間隔で運行しているのですが、途中の競馬場正門通りバス停は京王線府中競馬正門前から至近距離にありますので、府中駅だけでなく趣味的に注目の競馬場線に乗車し、府中競馬正門前駅から多摩川線へ乗り継ぐルートとしても活用できます。

運賃も支払いにPASMOなどのICカード類などが利用不可なのは残念ですが、大人100円均一とコミュニティバスならではの割安な設定となっているのも魅力です。

MAKIKYUが先日「ちゅうバス」に乗車した際は、乗車した是政循環以外に他系統のバスも目撃したものですが、見かけた車両はコミュニティバスの典型とも言える日野LIESSEながらも、小柄な車体には不似合いとも言える天然ガスタンクを屋根上に設置したCNG車であるのも特徴です。

また「ちゅうバス」はMAKIKYUが乗車した是政循環以外にも、多摩川線の途中駅を発着する系統も存在しており、こちらも1乗車100円で利用できますので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方も西武多摩川線乗車に出向かれる機会がありましたら、是非「ちゅうバス」の利用も検討してみては如何でしょうか?