MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

下仁田駅を発着する自治体バス~一応定時刻運行の路線とはいえ…

2010-11-29 | バス[北関東]

先日「MAKIKYUのページ」では、上信電鉄で活躍する500形(元西武新101系)「銀河鉄道999号」に関して取り上げましたが、MAKIKYUが今月中頃にこの電車に乗車した際は、終点の下仁田駅まで乗車したものでした。

終点の下仁田駅は山間の鄙びた田舎駅と言った雰囲気が漂い、MAKIKYUがこの駅を利用するのは先日で2回目でしたが、下仁田駅前からは以前上信電鉄が運行していた路線バスは廃止されているものの、自治体運行のバスが幾つか走っています。

自治体運行のバスは、もちろんお膝元の下仁田町のバスも走っており、山間の集落へ向かう路線などが存在しています。



こちらはMAKIKYUが以前一度乗車した時は中型車が用いられていましたが、先日見かけたのはバスと言うより乗合タクシーを連想させるワゴン車(定員の関係などで普通免許では運転できず、中型以上の免許が必要となります)で、以前に比べると随分サイズダウンしたものと感じたものでした。


サイズダウンしたのは下仁田町営のバスだけでなく、下仁田町に隣接する南牧(Nanmoku)村のバスも同様で、こちらも以前下仁田を訪問した際にマイクロバス(日野LIESSE)の姿を目撃しているのですが、今回見かけたのはやはり下仁田町営と同種のワゴン車で、最小限度の設備投資と輸送力で、辛うじて路線を維持している厳しい現状を痛感したものでしたが、それでも地元住民やその関係者以外はまず利用できないと言っても良い電話予約のデマンド方式ではなく、基幹区間に関しては定時刻運行の路線バスとして運行している点は救いです。

あと下仁田駅前にはこの2町村以外に、本数は1日3往復と少ないものの、群馬県の中でも奥地として知られる上野村が、富岡~下仁田~上野村ふれあい館で走らせているバスも発着しており、先日の訪問ではMAKIKYUもこの路線に乗車したものでした。


上野村のバスも下仁田町や南牧村のバスと同様のワゴン車で、あまり路線バスと言う雰囲気ではありませんが、車内には一応降車ボタン(乗車時に行先を口頭で告げますので、殆ど利用機会はないと思います)と運賃箱(ただの箱で両替装置なし)が設置されている辺りは、ダイヤが設定されて定時刻運行を行う運行形態と合わせ、一応路線バスである事を実感させられたものです。


また上野村内ではワゴン車以外に、上野=富岡と書かれたマイクロバスも見かけており、こちらが充当されれば下仁田駅前を発着する路線バスもワゴン車タイプばかり…という状況ではなくなり、この車両を見かけた際には、MAKIKYUとしてもこちらに乗れれば…と感じたものでした。

ただ上野村営バスは比較的近年開通した湯ノ沢トンネルを通るお陰で、本数こそ限られるものの、「遠い」という印象が強い上野村まで下仁田駅から40分程度でアクセスでき、高崎方面から上野村へアクセスする際にも、下仁田駅で上信電鉄と乗り継ぐ事で公共交通機関利用の最短ルートにもなります。

そのため上野村へ足を運ぶ機会があるならば、是非お勧めのルートと言えますが、上野村へ向かう公共交通機関はもう1ルートが存在し、こちらに関しても近日中に取り上げたいと思います。