先日「MAKIKYUのページ」では、三宅村営バスの一般路線で、主力となっている中型路線車に関して取り上げましたが、今日はその続編で、貸切・小型車両に関して取り上げたいと思います。
三宅島は離島でフェリーも就航していない土地柄もあってか、車両数が限られており、現段階で村営バスには、厳密に貸切専用車と呼べる車両は存在していない模様ですので、一般路線に充当する機会がまずない車両と言うと、せいぜいスクールバス用車両程度と言った状況です。
そのため貸切用の車両と言っても、他の路線車より設備が優れた車両を、路線と貸切の兼用車にしていると言った状況ですが、MAKIKYUが試験就航を行ったジェット船「セブンアイランド 愛」で三宅島・伊ヶ谷港に到着した際には、2台の村営バスがジェット船から乗り換える団体客の客待ちをしている状況でした。
その内の1台が、恐らく現在三宅村営バスで活躍する車両の中では、最もハイグレードな車両なのではと感じる中型トップドア車で、見た目は貸切というよりも自家用バスに近い印象がありますが、この日は試験就航のジェット船で三宅島を訪れた議員視察団の貸切となっていました。
その後ろに停車していた車両は、旅行会社が団体客向けに貸切で仕立てたマイクロバス(日野リエッセ)で、この車両も路線バスとして充当される事があるそうですが、余り乗客が居ないと見込んでマイクロバスを路線に充当し、グループ客などが大勢乗り込んだ時等は結構大変な様です。
またこの車両は三宅村営バスの象徴とも言えるアカコッコのステッカーも貼られておらず、装いも村営バスの主流となっている白と青系統の装いではありませんので、事業者名標記を見なければ村営バスとは…という雰囲気を感じます。
三宅村営バスのマイクロバスはこの車両以外にも、三池地区にある企業課(車庫)内で三菱ローザを目撃しており、こちらは装いなどを見ると如何にも三宅村営バスと言う雰囲気ですが、設備的に見ても比較的少人数の団体利用にも適していそうな反面、路線バスとして充当するとなると、リエッセ以上に収容力の問題がありそうです。
三宅村営バスではこの他に大型路線車も存在しており、こちらに関しても近日中に別記事で追って取り上げたいと思います。