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三宅村営バス(3)~大型車両編

2012-07-23 | バス[首都圏]

先日も「MAKIKYUのページ」で取り上げた三宅村営バスですが、三宅村営バスの路線バスは中型車による運行が主流となっており、時折マイクロバスによる運行となる事もある様ですが、大型車両も在籍しています。


現在活躍中の大型路線車はフリー乗車券の券面にも印刷されており、大都市圏では排ガス規制によって淘汰された古参の富士重工製車体(7Eボディ)のいすゞ車ですが、装いは前事業者の塗装を生かして一部を塗り替えただけですので、一目で神奈川県内の某民間事業者からの移籍車両と識別できる状況です。


複数台が導入されたものの、三宅島は離島で塩害の影響を受ける上に、火山ガスによる影響も甚だしい事から、ナンバープレートこそ残存しているものの、運用離脱と見受けられる車両の姿(整備すれば再起可能なのかもしれませんが…)もありました。

MAKIKYUはこのタイプの車両に乗車できれば…と思っていたのですが、稼動可能な車両も収容力はあるものの、燃費などの関係で稼働率が低いらしく、また劣化も結構目立つ状況と見受けられたものでした。


また自家用車両の中古車と思われるいすゞキュービックのトップドア車は、三宅村営バスに関してネット上で検索すると、稼動している画像などが幾つも出てきますが、こちらもナンバープレートこそ残存しているものの…という状況で、このバスよりも古参の中型車が主力として活躍する様を見ると、三宅島の過酷な車両使用条件の一端が伺える気がします。


大型車は路線車以外にも、スクールバス用として在籍している車両も存在しており、こちらは稼動している姿も目撃できたものでしたが、
過酷な使用条件で車両劣化の進行が早い事を踏まえると、中古車での導入が主体となり、またMAKIKYUが三宅島を訪問する機会があるならば、その頃にはバスの顔ぶれが大きく変化しているのでは…と感じたものでした。