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エジプト・ルクソールで気球が炎上・墜落~19人死亡の大惨事に…

2013-02-27 | ニュース記事講評

昨日エジプト・ルクソールで、着陸寸前の熱気球が炎上、急上昇した後に爆発・墜落する事故が発生し、この事はニュースでも盛んに報じられていますので、ご存知の方も多いかと思います。

今回の気球事故では、日本人4人を含む乗客19人もの死者が発生する大惨事となっており、近年気球でこれだけの人的被害が発生した話は聞いた事がありません。

人的被害の状況だけを聞くと、小型航空機やヘリコプターの事故か…と錯覚してしまう程です。

今回の気球事故をはじめ、空を飛ぶ乗物が起こした事故の報を聞く度に、MAKIKYUは仕事や急用等で致し方ない場合はまだしも、不要不急の旅行やレジャーなどで、「他の交通機関より早い」「他の交通機関より安い」「乗り換えが面倒」といった程度の理由で、敢えて空を飛ぶ乗物を利用するのは…と感じています。
(MAKIKYUの周囲には、首都圏~九州・韓国や、首都圏~北海道程度の距離でも、旅行の際には航空機を利用すると断言している者も大勢居り、JR九州高速船「BEETLE」などの存在を知らない事もあってか、「船で韓国まで行く」という話をしただけでも、驚く者も居るのですが…)

まして遊び気分の遊覧飛行や、航空会社マイレージ集積(一部では「修行」と呼ばれている様ですが…)で搭乗するのは、個人的には「ありえない」事と感じています。

航空機等が離着陸する際の外の様子や、飛行中眼下に雲が見えて翼が揺れている様子、乱気流に巻き込まれて揺れる機内の様子を映した動画などを、時折ネット上で見かけるのは、余り気分の良いものではありません。
(MAKIKYUも小さい頃に国内線のA社航空機に乗せられた記憶がありますが、その時も眼下に雲が見える有様などは、決して気分の良いものではなかった事を覚えています)

時折空港などで航空機やヘリコプターなど、空を飛ぶ乗物がフワフワと上下左右に揺れながら離着陸する姿を見ると、その度にこんな物に乗るのは…と感じます。

それも「エコノミークラス症候群」という言葉が生まれる程の、閉塞感漂う狭苦しい空間に何時間も…となれば尚更です。

海外や離島などへ足を運ぶ際、フェリーや高速船(ジェットフォイル)などの旅客航路(船舶)を利用する際にも、海況不良などで大きく揺れる航海となった時などは、目的地到着後に地上へ足を下ろした際、「人間は地に足が着いた状態が一番」なのでは…と感じる程で、鳥類などはともかく、人間は「空を飛ぶ生き物ではない」事を強く実感させられます。
(ただ船旅は陸路とはまた異なる楽しみもあり、入出港時の離岸・着岸や海上から眺める陸地の景観、大型船舶のゆったりとした空間などは非常に魅力的で、内海や穏やかな海況での外洋航海などは好きです)

中には空を飛ぶ乗物に搭乗するのが好きで仕方ない方や、特に交通手段に関して拘りのない方、空を飛ぶのは余り好きでなくても、何らかの用件があれば搭乗するのは…といった方も多数居られるかと思います。

この様な方々が航空機やヘリコプター、気球やロケットなどに乗られるのは構わないと思いますが、個人的には余程止むを得ない事由があり、他の手段では…という事態にならない限りは、とても利用する気にはなれません。

今回の気球事故が発生したエジプト・ルクソールへのJTBツアーなどは、例えタダで旅行に参加でき、気球へ搭乗しないとしても、MAKIKYUは足を運ぶ気にはなれません。

時折耳にする航空機事故等の報を聞いても、空を飛ぶ事を恐れず、航空機などに搭乗して世界を駆け回る方々などの勇敢さには、とても叶わないと感じます。
(ただMAKIKYUは空を飛ぶ乗物と団体行動は大嫌いですが、旅行嫌いではなく、プライベートで旅客航路を利用し、韓国や中国へは何度も足を運んでいますので、時間に余裕があれば、列車や船などを乗り継いでの個人旅行は大歓迎です)

今回のエジプト・ルクソールにおける気球事故では、不幸にも亡くなられた方の冥福を祈ると共に、今後詳細な事故原因の究明と、同種事故が再発しない事を願いたいものです。