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相双地区を走る福島交通の路線バス

2011-08-28 | バス[東北]

先月MAKIKYUが東北へ足を運び、常磐線代行バスで相馬へ出向いた際には、市内を走る路線バスにも乗車する機会がありました。

福島県浜通りの路線バスと言うと、いわき市内の路線バスや常磐道高速バスを運行する新常磐交通が有名ですが、相双地区北部は主に中通りの路線・高速バスを運行する福島交通が運行を行っており、相馬に拠点を構えて相馬・南相馬市内の路線バスなどを運行しています。

相馬・南相馬(原町)の相双地区にある2拠点都市間は、鉄道(JR)や震災後の代行バスに押されて勢力は小さいものの、一応福島交通の路線バスも震災前から運行しており、震災後は一時期運休となったものの、現在は運転を再開しています。

また相馬市内の一般路線も、海沿いの川浦・原釜や磯部方面などへ向かう便は、震災後部分運休が続いているものの、市内各方面へ運行しており、これらのバスでは最近導入されたICカード「NORUCA」は使用できませんが、相馬地区専用のバスカード(磁気式)が導入されています。

ただ自家用車の普及率が非常に高い土地柄だけあり、バスの運行は学生の通学などに必要な最小限度の本数と言っても過言ではない状況で、休日になると全面運休となる路線も多く、毎日運行の路線でも、休日になると運行本数はかなり減少します。

使用車両は平成初頭に製造された中型車が主流を占めており、クリーム地に赤と紺色の三菱製前後扉車は、如何にも福島交通グループといった雰囲気ですが、MAKIKYUが相馬市内で2回程路線バスを利用した際には、2回共にこのタイプの車両でした。

 
この三菱製中型車は、バンパーは黒塗りが主体であるものの、クリーム色に塗られた車もあり、また運行事業社名として福島交通の社名が書かれたバスだけでなく、「依頼者 相馬市」「運行受託 福島交通株式会社」と書かれたバスもあるなど、同じ様な車でも良く見ると少しずつ差異があるのも特徴です。


一般路線車では他に一時新塗装として、新車で導入される低床車がクリームと緑色の装いとなった時期に導入された、三菱製小型車の姿も目撃していますが、最近の新車など(相双地区ではなく福島市内などの話ですが…)ではまた旧来の装いに逆戻りしており、この装いがいつまで続くのかも気になる所です。

また震災後、福島駅~相馬~南相馬間で急行バスと名乗る臨時路線バスも設定されており、こちらに関しても近日中に取り上げたいと思います。



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