MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

嵐電・モボ21形電車~2両しか存在しないレトロ調車両

2010-10-18 | 鉄道[近畿・スルッとKANSAI加盟社局]
  

先日MAKIKYUが関西へ出向いた際には、京都から新幹線こだま号で帰路に就き、この行動パターンは最近の定番になりつつあるのですが、京都で新幹線に乗車する前には京都で唯一営業路線として残存する京福電気鉄道の路面電車(嵐電)にも乗車したものでした。

先日の嵐電乗車の際は、亀岡からJR線に嵯峨嵐山駅まで乗車し、至近の嵐電嵯峨駅前で何本かの電車を撮影してから乗車したのですが、嵯峨駅前ではいきなりモボ21形が出没し、幸先の良い展開となったものでした。

モボ21形は2両しか走っていないレトロ調車両で、嵐電は在籍両数の割に稼動両数が少ない事もあってか、MAKIKYUは今まで乗車はおろか、何度かの嵐電乗車では稼動している姿すら…という有様でしたので、稼動している姿に遭遇できただけでも大収穫と感じたものでした。

しかも先日の嵐電訪問では嵯峨駅前から四条大宮方面に走り去るレトロ電車を見送り、これを何処かで捕まえて…と考えていた所、この電車の2本後の運用にもう1両のレトロ電車が充当されており、四条大宮へ向かっていったレトロ調電車を捕まえる計画を変更し、嵐山で折り返してくるレトロ調電車に乗車する事にしたものでした。

このレトロ調電車は外観が茶色をベースとしており、既存車両とは大きく異なるデザインや装いだけに非常に目立つ存在で、古都の観光路線に相応しい雰囲気も好印象ですが、レトロ調電車2両は装飾帯を26号は金色、27号は銀色と異なるのも特徴で、レトロ調電車同士でも見た目を僅かに変えている点も興味深いものです。

車内も照明器具などにレトロな雰囲気を演出しており、木目調の内装は他所から来た関西の電車に乗り慣れない観光客などは歓喜しそうですが、関西では嵐電の乗り換え路線にもなっている某大手私鉄や、その系列路線などで木目調の内装が一般的になっている事もあってか、嵐電の中では他の電車に比べて高級感を感じるとはいえ、地元の方々には意外と平凡な姿に映るかも…と感じたものでした。
(余談ながら乗車したのは平日夕方という事もあって、乗客の大半は地元の客といった雰囲気で、珍しい電車や高級感のある内装も余り気に留めず…という雰囲気でした)

また単に観光客向けのレトロ調車両というだけでなく、旧型車の部品流用車だけあって釣掛式駆動の下回りを採用し、昔ながらのサウンドを奏でている辺りも魅力的と感じたもので、嵯峨駅前からこの電車に乗車したMAKIKYUは、結局終点の四条大宮まで乗り通すことになったのですが、もっと乗っていても…と感じる程でした。

しかしなかなか捕まえ難い珍車をこうもあっさりと2両共…となると、あまりの偶然に嬉しさを通り越し、偶然にしては出来過ぎた展開に驚きを隠せないというのが本音ですが、先日の嵐電乗車ではサプライズはこれだけに終わらず更にあり、こちらに関しても近日中に別記事で取り上げたいと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。