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現在日本で走っている電車は路面電車を除くと、大半が「カルダン駆動」と呼ばれる動力伝達方式を用いています。
このカルダン駆動自体も1950年代から使われており、その為カルダン駆動を用いた車両も既に寿命を迎えて廃車となったものも数多く、それ以前の「釣り掛け式」と呼ばれる動力伝達方式を用いた車両となると、今残っているものの大半が路面電車です。
一般の鉄道ではJRは皆無、私鉄でも一部に残存しているに過ぎず、現代では地方私鉄でもカルダン駆動が主流、 しかも「一部の私鉄」といっても、首都圏で日常的に走っているのは江ノ電・箱根登山・銚子電鉄といった観光的要素が強く、なおかつ特殊な車両が走っている路線が大半です。
首都圏の大手私鉄で今も…となると、今回紹介する東武5050系位です。
この東武5050系は、「5000系」と称される系列に属する車両の一部で、系列初期の5000系や、最後に作られた6両固定編成の5070系は既に消滅しています。
5000系列はかつて走っていた吊り掛け車7800系の下回りを転用し、東武の主力車8000系とほぼ同等の車体を載せた車両であり、製造(というより車体更新)は1980年代前半。
一部を除き冷房車(登場当時非冷房の5000系も改造取付)で、5070系の後期車に至っては現在も東武で行っている8000系の修繕車両と大差ないレベルの内装を備えていました。
しかしながら下回りが釣り掛け式という事で騒音や振動が非常に激しく、また性能も他社に比べて大幅に劣る事もあり、一般客からは毛嫌いされ、また運用上も難ありの車両です。
ただレールファンの間では絶大な人気を誇り、これこそまさしく「電車」に乗っているといった感触を楽しめ、MAKIKYUも大のお気に入り、かつて学生時代に野田線を使っていた頃、あえて一本見送って5000系列の電車を狙い撃ちした思い出もあります。
現在残っているのは5050系と呼ばれる4両編成と2両編成のみ、3月のダイヤ改正までは群馬・栃木のローカル路線を主体に大活躍しており、割合最近まで東京から比較的近い野田線で5070系も走っていました。
しかしながら半蔵門線直通の新型車両増備等による既存の本線車両の転配などで置き換えが進み、5070系は6両固定編成と言う事もあってか5050系より先に全廃、5050系も群馬方面ではワンマン運転開始などもあって3月のダイヤ改正で惜しくも消滅しています。
また栃木方面も昼間の日光線ローカル列車が快速格下げの区間快速(東武動物公園以北各駅停車)に置き換えられたので、日光線でもなかなか見られない状況です。 しかしながら宇都宮線では今でもまだ5050系が走っており、MAKIKYUも先週宇都宮へ向かう際に乗車し、その乗り心地を堪能してきました。
ただ宇都宮線でも何時まで走り続けてくれるか分からず、乗車されたい方はなるべく早めに行かれた方が良い状況です。
(ただし5050系以外の車両も混用されており、MAKIKYUが乗車した時も30000系が1本走っていましたので注意が必要です)
またこの5050系以外にも宇都宮やその周辺では色々と面白いモノがあり、そちらに関しても追って近日中に紹介したいと思っています。
このカルダン駆動自体も1950年代から使われており、その為カルダン駆動を用いた車両も既に寿命を迎えて廃車となったものも数多く、それ以前の「釣り掛け式」と呼ばれる動力伝達方式を用いた車両となると、今残っているものの大半が路面電車です。
一般の鉄道ではJRは皆無、私鉄でも一部に残存しているに過ぎず、現代では地方私鉄でもカルダン駆動が主流、 しかも「一部の私鉄」といっても、首都圏で日常的に走っているのは江ノ電・箱根登山・銚子電鉄といった観光的要素が強く、なおかつ特殊な車両が走っている路線が大半です。
首都圏の大手私鉄で今も…となると、今回紹介する東武5050系位です。
この東武5050系は、「5000系」と称される系列に属する車両の一部で、系列初期の5000系や、最後に作られた6両固定編成の5070系は既に消滅しています。
5000系列はかつて走っていた吊り掛け車7800系の下回りを転用し、東武の主力車8000系とほぼ同等の車体を載せた車両であり、製造(というより車体更新)は1980年代前半。
一部を除き冷房車(登場当時非冷房の5000系も改造取付)で、5070系の後期車に至っては現在も東武で行っている8000系の修繕車両と大差ないレベルの内装を備えていました。
しかしながら下回りが釣り掛け式という事で騒音や振動が非常に激しく、また性能も他社に比べて大幅に劣る事もあり、一般客からは毛嫌いされ、また運用上も難ありの車両です。
ただレールファンの間では絶大な人気を誇り、これこそまさしく「電車」に乗っているといった感触を楽しめ、MAKIKYUも大のお気に入り、かつて学生時代に野田線を使っていた頃、あえて一本見送って5000系列の電車を狙い撃ちした思い出もあります。
現在残っているのは5050系と呼ばれる4両編成と2両編成のみ、3月のダイヤ改正までは群馬・栃木のローカル路線を主体に大活躍しており、割合最近まで東京から比較的近い野田線で5070系も走っていました。
しかしながら半蔵門線直通の新型車両増備等による既存の本線車両の転配などで置き換えが進み、5070系は6両固定編成と言う事もあってか5050系より先に全廃、5050系も群馬方面ではワンマン運転開始などもあって3月のダイヤ改正で惜しくも消滅しています。
また栃木方面も昼間の日光線ローカル列車が快速格下げの区間快速(東武動物公園以北各駅停車)に置き換えられたので、日光線でもなかなか見られない状況です。 しかしながら宇都宮線では今でもまだ5050系が走っており、MAKIKYUも先週宇都宮へ向かう際に乗車し、その乗り心地を堪能してきました。
ただ宇都宮線でも何時まで走り続けてくれるか分からず、乗車されたい方はなるべく早めに行かれた方が良い状況です。
(ただし5050系以外の車両も混用されており、MAKIKYUが乗車した時も30000系が1本走っていましたので注意が必要です)
またこの5050系以外にも宇都宮やその周辺では色々と面白いモノがあり、そちらに関しても追って近日中に紹介したいと思っています。
いまだにシートの擦れた電車が平気で走っていますし…今度は是非、東上線特集でも…
東上線池袋辺りではそう長くないかもしれませんが、最近徹底的に修繕された車両もありますので、まだしばらくは走りそうですね。
50050系の導入~30000系初期編成の半蔵門線直通離脱は、柔らかい椅子が苦手なMAKIKYUには歓迎です。(それでも50050系の椅子は余りに薄いので、30000系のバケットシートの方が良いですが…)
ただ一方で玉突き転配による5050系の離脱は寂しいものがあります。あの走行音がたまらないですし、かつて野田線を利用していた時の思い出も随分ありますので…