先日「MAKIKYUのページ」では、高松琴平電気鉄道(琴電)の600形電車に関して取り上げましたが、名古屋市営地下鉄から移籍した車両は600形の他に、700形と呼ばれる車両も存在しています。
この車両はスペック的には600形とほぼ同様で、乗車した際の感触も大差ないもの
ですが、元々先頭車だった車両(600形は元々中間車だった車両を先頭車に改造)だった事もあり、中央に貫通扉を配した左右対称の前面は600形に比べると、やや古風な印象を受けるものです。
またこのスタイルは一昔前のありふれた電車という印象を抱いてしまいますが、琴電へ移籍した元名古屋市営車両は、大半が600形という状況で、現在700形として活躍している車両は僅か4両(2両X2本)しか存在していませんので、実は結構希少な存在です。
(地球の反対側では元名古屋市営地下鉄車両の原型先頭車が、結構大量に譲渡されて比較的メジャーな存在になっている様ですが、こちらは余りに遠過ぎますので、MAKIKYUは恐らくそこまで足を伸ばす機会はなさそうです)
しかも2本しかない700形は、種車の違いから1編成は貫通路上部に行先表示器が設けられているのに対し、もう1編成は琴電移籍の際に小さな行先表示器を取り付けた仕様となっており、どちらの仕様も1編成ずつしか走っていませんので、狙っても現れるか否かは運次第という状況です。
ただMAKIKYUが高松を訪問した際には、以前取り上げた屋島登山バスに乗車した後、琴電屋島駅から志度線に乗車した際に偶然723+724編成に遭遇し、特に狙っていた訳でもないのに乗車できたのは幸運でしたが、この車両は琴電への乗車はおろか、四国へ行ったことすら…という方でも見覚えのある方は結構多いと思います。
というのも、この車両は少し前に発売されたTOMYTEC「鉄道コレクション」(鉄コレ自体はNゲージサイズのディズプレイモデルの扱いですが、交換パーツを用いて容易にNゲージ車両として走らせる事もできます)の第8弾に登場した車両の一つにもなっており、鉄コレと聞いてこの車両を思い浮かべる方も居られるかと思います。
そんなMAKIKYUもこの車両が入線する際に前面の「723」という見て、その時何処かで見た車両の様な…と感じたもので、そこそこの数が走っている600形ならともかく、よくこんなマイナー車両が完成品として大量生産され、安価で市販しているものと感心してしまいますが、こんな事を感じてしまうのはMAKIKYUだけでしょうか?
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