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原鉄道模型博物館を初見学~今月から館内の撮影も解禁に

2013-11-05 | 博物館・保存施設等

近場ながらも開館以来、今まで足を運んだ事がなかった「原鉄道模型博物館」、今月から館内撮影が解禁された事(先月までは一部の例外を除き館内撮影禁止でした)と、昨日まで箱根登山鉄道に関する企画展実施→OPカード(小田急グループポイントカード)提示で入場料割引特典もあった事から、昨日初めて足を運んだものでした。


既に「原鉄道模型博物館」に足を運ばれた方はご存知かと思いますが、場所は横浜駅東口近くにある「横浜三井ビルディング」の2F、横浜駅東口地下街の最寄り出口(出口G)には案内標識もあり、この出口を出てからはまっすぐ進むだけですので、地下街の出口Gまで辿り着ければ、あとは横浜に足を運ぶ機会が余りない方でも、迷わずに辿り着けるかと思います。

そしてビル2Fの入口に辿り着き、入館券購入→入場となりますが、入場料は通常大人1000円(MAKIKYUはOPカード提示による割引適用で900円)ですので、至便な立地に起因する賃料の高さなども影響しているかと思いますが、少々割高な印象があります。
(鉄道系博物館では、かなりの両数の実車展示などをはじめ、膨大な数の資料展示などを行っている鉄道博物館(大宮)やリニア・鉄道館(金城ふ頭)でも1000円、それ以外は大抵3桁円ですので…)


入口は自動改札機となっており、博物館によっては鉄道乗車券を模した磁気券を、実際の鉄道駅で用いているモノと同じ自動改札機に投入という形態をとっている所もありますが、原鉄道模型博物館の入場券は磁気券ではなくバーコード印刷、このバーコードを読み取り部にかざして読み取らせるタイプとなっており、立山黒部アルペンルートの各交通機関(改札は有人の箱ですが、乗車券はバーコード印刷→入場時に読取)を連想したものでした。


館内に入ると、「鉄道模型博物館」というだけあって、膨大な数の模型が所蔵されており、この一部は開館前に横浜市内の百貨店でも展示(入場無料)が行われ、その際にMAKIKYUも姿を見ているのですが、所蔵されている模型は、海外の車両(特にヨーロッパ系)が多いのも特徴です。

 
中には今は無き朝鮮半島の「金剛山電鉄」の車両模型や、ドイツ・ウッパータールの懸垂式モノレール模型と言った珍しい模型も見受けられ、過去帳入りした車両や古参車の比率が高いのも特徴です。


「原鉄道模型博物館」の一番の目玉は、「いちばんテツモパーク」と称する一番ゲージの、世界最大と謳っている巨大レイアウトで、このレイアウトを走る模型車両の数々を見なければ、「原鉄道模型博物館」に足を運ぶ意義がないと言っても過言ではないかと思います。


このレイアウトはヨーロッパの情景を精密に造り込んでおり、軌道設備や駅設備などの汚れ具合までかなり実感的に再現されていると感じたものです。


レイアウトの情景だけでなく、軌道や車両の動力など至る所にこだわりがあり、決して割安とは言い難い入場料を徴収するのに恥じないだけのモノを…という意気込みが感じられたものですが、走行車両はヨーロッパ型古典車両が主流(時折日本型の古参車両も走るのですが…)を占めているだけあり、万人受けよりはコアなファンを対象にしている様に感じられたものです。

一応日本国内の博物館と言う事もあり、出口近くには「横浜ジオラマ」と称した横浜を模したHOゲージのレイアウトもあり、こちらは専ら日本型車両が走行しています。


メインとなる根岸線を模した複線には、故障頻発などで悪評名高い一世代前の京浜東北・根岸線車両が2編成走るだけで、現行車両や
横浜線車両の姿などは見られないなど、「いちばんテツモパーク」に比べると随分見劣りが…と感じてしまったものです。
(他の線路でSLや165系などが走っていましたが、メインの複線でも副数種の車両が行き交う光景を再現するのは難しくないと思います
ので、せめて1編成は別車両に代替して頂きたいものです)


また「原鉄道模型博物館」は一旦出場した後の再入館は、現段階では不可となっていますが、目玉の「いちばんテツモパーク」では、限られた時間のみ走行する車両なども存在しています。

横浜駅東口からすぐと言う好立地故に、一旦出場して食事や買物を堪能し、目当ての車両が走る時間帯に再び入館できれば…という向きもあるかと思いますので、撮影解禁に続き当日中の再入館制度も今後導入されれば…と感じたものでした。



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