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名鉄7000系~古い車両ながらも存在感は…

2007-05-02 | 鉄道[東海]
昨日MAKIKYUは大阪~首都圏間を幾つかの鉄道を乗り継いで移動し、長旅のフィナーレを迎えましたが、今日はその際に乗車した車両の一つでもある名鉄7000系電車に関して取り上げたいと思います。

この車両は製造初年が1961年と古く、また様々な問題もあって廃車が続出して随分数を減らしていますが、今でも一部は活躍しています。

この車両の大きな特徴でもある先頭の展望席は製造開始から40年以上を経た今でも憧れの特等席で、MAKIKYUもこの車両に乗車する時は展望席を選んで乗車する事が多いですが、ここはレールファンなら誰もが一度は…と思う空間で、この車両に乗車すると列車に乗る事自体の楽しさを再認識させられる気がします。

またかつては特急などの花形で活躍し、一部の編成は特別整備を行って白帯車として座席指定料金を徴収する列車にも運用されましたが、最近は専ら普通や急行(最近急行から派生して設定された種別である準急や快速急行も含む)で使用されています。

ちなみに昨日乗車したのは偶然にもトップナンバー編成(写真とは異なります)の豊川稲荷行急行で、MAKIKYUは名古屋~国府(こう)まで乗車しましたが、転換式クロスシートが並ぶ車内設備を運賃(大手私鉄にしては高めですが、それに見合う価値はあるかと…)だけで手頃に利用できるのは非常に有り難く感じます。

ただこの車両の評判は必ずしも良い訳ではない様で、片開き2ドア車で座席配列の関係もあり、現在の3ドア車が主体となっている状況においては乗降に手間取りますし、名鉄側も平日最混雑時間帯の名古屋発着列車には極力充当を避けるように運用するなど、かなり苦心している面も見られますし、最近続々と増備しているステンレス製の新型車も見た目はシンプルながら内装も悪くない(最近増備された編成は座席などに変化がある様ですが…)ですので、一般の乗客からの評判も意外に良い様です。

また赤い電車ばかりの名鉄にあって、新型の銀色車体は一般の乗客に与えるインパクトもそれなりにある事から、この古いパノラマカーがやって来た事にがっかりしている乗客を見た事もあります。

ただこの車両は日本の鉄道史に残る不朽の名車ですし、老朽化が進んであと数年で消滅すると言われている状況ですので、今の内に乗り心地を存分に堪能しておいた方が良さそうですが、「MAKIKYUのページ」を皆様は如何でしょうか?


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
世代交代 (深夜急行)
2007-05-04 18:24:40
名古屋地区はラッシュ時と昼間の差が激しく、ロングシートがいいか、クロスシートがいいのかは結論が出ません。新型車両の方がお客さんへのインパクトは大きいのでしょうが、JRに対して見劣りはするような気がします。
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Unknown (函クモ(旧セト市交通局))
2007-05-05 12:44:27
こんにちは。お久しぶりです。最近HPを開設したので、それにあわせHNも変えました。よろしくお願いします。
細かい点の指摘で恐縮ですが、7000系の製造初年は1961年です(7500系は1963年)。
それはさておき、7000系もいよいよ来年度には全廃の見込みで、さらに5300系や1000系パノラマスーパーにも廃車が出るようで、近い将来名鉄からは前面展望を楽しめる車両がなくなってしまうのは非常に残念ですね。とくにトップナンバー車の7001Fはぜひ保存してもらいたいものです。
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コメントありがとうございます (MAKIKYU)
2007-05-05 15:15:40
皆様こんにちは、コメントありがとうございます。

>深夜急行様
名鉄の新車導入が再びオールロングシート車に戻った事を考えると、クロス・ロングのどちらが良いか判断するのは難しい状況ですね。
ただ現在JRと名鉄の並行している区間ではJRの方が次々と新型車を導入して車両のグレードが高く所要時間も短い上に、運賃面(通学定期は別ですが…)でも優位になっている区間が多いですので、確かに名鉄の劣勢は否めない感があります。
今後の特急政策変更による一部特別車の新車導入や、更なる企画乗車券の設定などでどこまで巻き返しが図れるかも注目ですね。

>セト市交通局→函クモ様
HN変更の件は了解致しました。また希望がありましたらHPへのリンクも別途設定致しますのでお申し出下さい。
また7000系の製造初年の件、ご指摘ありがとうございます。(早速訂正させて頂きました)
それにしてもこの不朽の名車が全廃になるのは惜しいものですが、政策変更によって早くも退役を余儀なくされるパノラマスーパー(全車特別車編成)のなどに比べると、長い間第一線で活躍し続けてきた事はこの車両にとっても幸いな事で、トップナンバーなどは動態とまでは行かなくても何らかの形で保存されると嬉しいものですね。
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