24日の日曜日は横須賀市の久里浜にある京浜急行電鉄(京急)の車両基地において「京急ファミリー鉄道フェスタ2015」が開催され、毎年恒例となっているこのイベントは、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中でも、首都圏一円にお住まいの方であれば、足を運んだ事がある方も少なくないと思います。
MAKIKYUは仕事柄不定休と言う事もあり、毎年欠かさず足を運ぶ程ではなく、比較的近場ながらも数年に1度程度、開催日に予定が空いていたら…という程度ですが、今年は開催日に予定が空いていた事もあり、数年ぶりに出陣したものでした。
会場内では各種物販や体験コーナーなども多数あるものの、目玉の一つとして撮影コーナーでの車両展示が大イベントの一つと言っても過言ではなく、ここには注目を集めている希少車両ばかりの並びという、ファン注目の光景が毎年繰り広げられます。
撮影コーナーへの入場制限を行わない事から、規制ライン付近の混み方が半端ではなく、この辺りはファミリー向けにはかなり厳しい状況ですので、一定人数ずつ撮影時間を制限して入場する取り組みを…と感じたもので、この辺りは来年以降の改善に期待したいものです。
撮影コーナーに展示された各種車両の中でも、最も注目の存在と言えるのが「西武線もどき」と言っても過言ではない、ドアが銀色になっている黄色い電車です。
黄・青・赤(標準色)と3色取り揃えて同じ顔が並び、同じ顔でも皆形式が異なっている辺りも注目と言えます。
また「西武線もどき」に比べると存在感は薄いものの、2000形リバイバル塗装編成なども注目車両と言え、普段見かけない行先を出している辺りも注目と感じます。
同形と800形は最近退役が相次いでおり、1500形を挟んで800形も1編成展示されていましたが、800形も2000形リバイバル塗装編成と同様の装いを復元させた編成を登場させないのか…と感じたものでした。
800形の脇には黄色い事業用車両も姿を現しており、今度は営業用の「西武線もどき」と事業用車両の黄色同士を並べた展示も…と感じたものでしたが、こちらは営業用車両の3色並びなどに比べると、撮影者の数は少なめと感じたものでした。
ちなみにMAKIKYUは撮影コーナー中央付近の3色並びや、2000形リバイバル編成が撮影できる地点をはじめ、800形や事業用車の近くでも撮影したものでした。
ただ日頃は嫌と言う程姿を見るものの、3色並びの脇では影の薄い存在になっている銀色電車の展示側は、混雑している状況で撮影コーナーをうろうろするのも疲れた事もあり、こちらからの撮影はパスしたものでした。
数年ぶりの出陣で、マトモに撮影していなかった「西武線もどき」やリバイバル塗装編成を撮影出来た上に、今年は天候も最も撮影しやすい薄曇だったのも良かった…と感じたものでした。
また展示車両ではないものの、2000形が2両だけばらされた状態で留置されている姿(近鉄辺りなら異形式との混成編成もアリですが、さすがに京急で他形式との混成はないと思いますので…)や、敷地外から京急線内での営業運行が全廃されたかつての主力・旧1000形の姿なども見る事ができました。
後者は車内に600形発生品と思われるクロスシートが積まれているのも確認でき、物置として利用している様な雰囲気を感じたものでした。
京急ファミリー鉄道フェスタ2015に関しては、近日中に車両展示以外の記事も追って取り上げたいと思います。
京急ファミリー鉄道フェスタ2015に参加された方がおられましたら、車両展示以外のイベント全般に関する感想コメントなどもどうぞ。
>6994様
注目編成を取り揃え、撮影しやすい位置に並べた上で他形式も…となると、編成数などを考慮すると致し方ない面もあるかと思いますが、毎年訪問する熱心なファン層の存在を考慮すると、3色揃いと800形・1500形・2000形の配置を逆にする位の事はあっても良かったかもしれませんね。
他社車両を並べるのは、運用のやりくりなどもあって厳しいかも知れませんが、事業用車両が配列された線路に来年以降…と言うのも悪くないかもしれません。
乗入事業者開催のイベントで、「西武線もどき」をゲスト出演させるのも悪くないかもしれませんね。
>diamond next様
東武南栗橋のイベントは、こちらは足を運んだ事がありませんが、雑踏の中での撮影はファミリー向けには極めて不適な状況である上に、撮影し難く危険ですので、各地で実施している入場制限、京急もそろそろ考えて欲しいものです。
また今回は場所も近くない事もありますので、参加か否かに関しては特に気にしなくても結構です。
別の機会に何かの集まりができれば…と思います。
日程が合えばイベント等への出陣だけでなく、模型運転なども歓迎ですので…
>開運skyliner様
西武線もどきは事業用車とは黄色の色合いなどが異なり、客ドアが銀色になっている事や、その後の展開などを踏まえると、個人的には登場時から西武側と何らかの示し合わせがあった可能性が極めて濃厚と感じています。
また黄色で話題を盛り上げるのなら、3色揃いと2000形などの3形式並びを逆側にした上で、営業用車と事業用車の黄色並びを目論んでも良かったかもしれませんね。
そもそも京急では赤い電車に混じって黄色い事業用車両を目撃するとハッピーになれる都市伝説があって、あの映画「幸せの黄色いハンカチ」ではないが、何でも黄色い=ハッピーの方程式すら成り立っています。新幹線でもドクターイエローが良い例ですし、記憶に新しいのが東急世田谷線と都電荒川線の黄色い電車のコラボ企画もありました。そこで、京急では見る事業用車両だけではなく、実際に乗れる車両をと言う事で、黄色い新1000形が登場したのでしょう。と思って、いざ黄色い新1000形を改めて見ると、それは正しく西武線ではないか!そこで、西武も赤い京急もどきの9000系が登場してコラボ企画を始めるではないか!
京急の黄色い電車は実際に乗れるハッピーな車両を提供する事なのか、それとも最初から西武とコラボ企画をする事なのか、本当の目的は何なのかが疑問を感じる処でもあります。
京急って今も撮影会場の入場制限してないのですね。東武南栗橋もそうでしたが、近年から入場制限するようになりました。
京急だけに限った話でないですが、最近のこの手のイベントは年々来場者が増えているように思えます。行くたびに「えっ、こんなに居るの?」と思ったりすることが増えました。最近はメディアの露出も増えましたし。それだけ鉄道趣味人口が増えたのでしょうかね?まったり撮影出来るイベントが減りましたねぇ。