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西武・電車ファンフェスタ2012 会場への交通機関

2012-06-13 | 交通関連イベント等

MAKIKYUは10日、丁度仕事が休みだった事もあり、西武鉄道が近年武蔵丘車両検修場で開催し、恒例行事になっている「西武・電車フェスタ」に初めて足を運んだものでした。

イベント自体は日頃一般人が立ち入る事のない工場内見学や、物販などが主な内容で、この手のイベントでは定番とも言える実車車両の展示・撮影などは施設の制約もあって…という状況でしたが、今まで足を運んだ事がない所だけあって、一度足を運ぶ価値はあったと感じています。

ちなみにこの武蔵丘車両検修場は、埼玉県日高市に位置しており、最寄駅は西武秩父線高麗駅となりますが、会場アクセス方法の一つとして同駅からの徒歩も案内されていました。

しかし秩父線内は列車本数が少なく、おまけに各駅停車はワンマン運転が主体で列車両数も短いなど、大勢の人員を捌くのは厳しい事もあって、比較的列車本数の多い飯能駅と武蔵丘車両検修場の間で、臨時列車や無料送迎バスの運行が行われたものでした。

MAKIKYUが会場にアクセスする際も、行きは無料送迎バス、帰りは臨時列車を利用したものでしたが、飯能駅発着の無料送迎バスは待ち時間に係員に尋ねた限りでは6台運行との事で、他に宮沢湖と会場間でも4台が運行しているとの事でした。
(宮沢湖方面は、主に自家用車でアクセスする来場者向けの様です)

無料送迎バスに充当されたバスは、全て系列の西武バスグループとなっており、西武バスと共に飯能市内で路線バスを運行する国際興業バス(会場近くの路線も運行しています)の姿は見受けられませんでした。


とはいえ様々な営業所からバスを寄せ集めており、MAKIKYUが乗車したバスは多摩ナンバー・立川営業所所属の三菱AEROSTARワンステップ(最新型のAT車)で、他にも地元所沢ナンバーをはじめ、川越ナンバーや熊谷ナンバー(西武観光バス秩父営業所)のバスも見かけたもので、様々な営業所が運行に関与している事から、「臨時 西武電車フェスタ会場」の表示を出している車両と、そうでない車両が混在しているのも興味深いものでした。


様々な営業所からバスを寄せ集めた事もあって、最新型バスの定番とも言え、MAKIKYUが乗車したAEROSTARや、AEROSTARと並ぶ定番車いすゞERGAは何台も走っており、西武バスグループでは主流の日産ディーゼル車も走っていました。

ただ少し前の西武バスでは最もありふれた存在ともいえ、地方のバス事業者で第2の活躍をしている車も数多い富士重工7E車体のバスは少数派でした。

本当は7E車体のバスに乗れれば…と思っていたのですが、7E車体が次々と数を減らし、代わりにAEROSTARが多数活躍する有様は、西武バスも随分様変わりしたと感じるものでした。

そして会場からの帰りは、会場内と飯能駅の間を運行する臨時列車(途中の東飯能駅は通過)を利用し、MAKIKYUが乗車した列車の充当車両こそありふれた存在の20000系でしたが、前面にヘッドマークを掲出しているのはイベント時の臨時列車らしく、上り方と下り方でヘッドマークのデザインを変えている辺り(MAKIKYUは一方だけしか撮影しておらず、片側は撮り損ねてしまったのですが…)も、よく考えていると感じたものです。


この臨時列車はイベント時のみ運行と言う事もあり、日頃一般客の乗降を想定していない箇所で多数の旅客を扱う事から、乗車時に随分な時間を要したり、通常の営業線ではない車庫内では徐行運転や一旦停止を行うなど、単に移動手段として捉えるならば随分使い勝手が悪いものの、日頃乗車機会のない鉄路を踏破出来るという意味では貴重な機会で、MAKIKYUがこの手の列車に乗車するのは秩父鉄道と京急に続いて3例目です。

この様な列車を走らせる場合、以前MAKIKYUが利用した秩父鉄道では会場内で硬券の限定乗車券(それも臨時駅の広瀬河原駅発)を発売、一方京急の場合は一応会場内で京急久里浜駅発の乗車券を発売するものの、事前に京急久里浜駅で購入した同駅発普通乗車券でも乗車可能であるなど、事業者によって対応が分かれるのは興味深いものです。

西武の場合はどちらに属するのかというと、その中間とも言える取り扱いになっており、一応会場内での乗降は東飯能駅(会場最寄駅ではありませんが、上り方で最も近い駅になります)での乗降扱いになるものの、会場内で限定の硬券乗車券(東飯能→飯能)も発売し、この硬券乗車券での乗車も可能(MAKIKYUもこの硬券乗車券で乗車しました)と言う取り扱いになっていました。


また武蔵丘車両検修場では通常旅客営業を行っていないにも関わらず、会場内に簡易型のICカードリーダーを設置し、PASMOなどでの乗車便宜を図ると共に、乗車券売場での混雑緩和を図っていたのも評価できるものでしたが、東飯能駅下車(飯能駅乗り換えで1駅間折り返し乗車)の場合は、下車時にエラーが出て改札機を通れない乗客が続出していました。
(会場最寄駅&利用客の少ない高麗駅扱いにしておけば、多少運賃は高くなる区間が発生するものの、この問題は殆ど生じないと思います)

この手のイベントでは、会場内だけでなくアクセス手段もイレギュラーなモノが見受けられるのは注目で、機会があれば他のイベント等にも…と感じたものでした。


(お断り)この記事は鉄道とバス双方のカテゴリーに該当する内容ですが、便宜的に「鉄道[首都圏]」扱いとさせて頂きます。



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