還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

歯の年齢別本数

2014年05月15日 | 歯と口腔内の健康
心臓弁膜症の手術の前後から、歯磨きをしっかり行うようになりました。心臓病と虫歯との関係を知ったのがきっかけだったと思います。もっと若いうちに始めたら、心臓病にならなかったかもしれないと思ったこともありました。
それで年齢と歯の残り本数とがどんな関係になっているか調べてみたところ、元町中華街歯科クリニックにグラフが掲載されていました。それによると
40歳   27.5本
60歳   21.3本
65歳   18.3本
70歳   15.2本
75歳   10.7本
80歳    8.9本
となっています。
8020運動と言って、80歳になっても20本以上自分の歯を保とう、という運動がありますが、80歳時で9本もないのが実情のようです。

私の歯を振り返ってみると親知らずは既に3本抜いており、残りの1本は歯茎に埋もれたままで横向きになっており、今更生えてきそうにはありませんので、本数は28です。内訳は
金属が被っている歯が11本
金属が被っていない歯が16本
差し歯が1本
もっとも金属が被ってない歯16本全部が健康な歯ではなくて、何本かは小さな穴が開いたりして治しています。というわけで約半数が虫歯ですが、親知らずを除いて完全に失われた歯がゼロというのは救いですね。統計では60歳で7本失われてますから。私は平均より歯の状態が悪いとずっと思っていましたが、そうでも無かったようで、少し驚きました。
神経を抜いた歯は何本かありますが、神経を抜くと痛みを感じないので、虫歯が進行しても気づくのが遅れがちになります。定期的に歯の状態を診てもらうのが良いと思います。

正しい歯磨き方法についてはここに書かれています。
ここに書かれているほどは丁寧にできていませんが、それでも歯医者に行く頻度はかなり減りました。行くときは金属が外れたときですが、磨き方を変えるまでは金属が外れて受診すると虫歯が進んでいることが多かったのですが、変えてからは金属が外れても虫歯の進行はあまり無くて、金属は再利用しています。新たに金属を作り替えたのは、退院直後の2010年11月から翌年2月にかけての治療が最後です。このときはワーファリンを飲んでいたためか、治療に時間を要しました。

歯磨きのもう一つ大事なことは、歯茎のブラッシングです。歯茎を正しくブラッシングすると歯周病の予防ができます。歯茎の内側は特にブラッシングしにくく、私もあまりきちんとできていませんでした。できているつもりだったのですが最近歯医者通いしたときに、歯茎の腫れを指摘され、鏡を見ながら正しい磨き方を指導いただきました。それから3日ぐらいは歯磨き時に口中血だらけになりましたが、1週間で血も出なくなり、歯周病は多分治ったと思います。