還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

入院7日目--9月13日(月)

2010年10月31日 | 入院(手術前)
昨夜はいろいろ考え事をしたため、睡眠時間は4時間でした。
その4時間の中で夢を見ました。
浅井先生が私の心臓を治している夢です。
弁尖に人工腱策を付け、それを乳頭筋に縫いつけている夢でした。

脈拍を測ってみると59で、平常の数値でした。
入院時53.5kgあった体重は53.1kgまで減りました。おやつが必要ですね。
体温は36.0℃でした。
実はこの脈拍と体温なんですが、術後上がったんです。記事を書いている今でも上がったまま。

手術前日の今日、朝の散歩に行くべきか行かざるべきか、迷いました。
(ハムレットじゃあるまいし)
翌日、手術受けようかという人間が散歩などして良いのか、と疑問を投げかけるもう1人の自分がいて、結局止めました。

鈴木先生をヘッドに9時頃回診があり、医学生のOさんが一週間付いてくれることになったと紹介がありました。浅井先生は本日ストックホルムから帰国されるので、まだ教授回診はありません。
してみると、敢えてタイトルを付けると医長回診ですね。
そして、さっそくOさんの聴診の練習です。
私が「悪い見本です」と言うと
鈴木先生が「いや、良い見本です」
あっ、そうか、医学生にとっては良い見本でしょうね。
私にもわかるくらいですし、よほど「ひどい」見本でもあります。

回診後11時頃Oさんが1人で来られて40分ほど、いろいろおしゃべりしました。
やがてバドミントンをやっているという話になりました。
私も40歳前まで会社の部でやっていて、実業団の試合などよく対外試合にも出ていたのですごく盛り上がりました。しかし、そんな話ばかりしていて良かったのだろうか?
このように学生が付く、というのも医大ならではですね。
手術も見学されるそうです。しっかり勉強して下さいね。

午後は説明の時間帯でまず、麻酔科の川本先生が来室されました。
心臓手術は全身麻酔で行われますが、麻酔の程度は深い方だそうです。
全身麻酔は経験無いので、どんなふうに麻酔が効くのかとても興味があります。
手順を紙に記したものをいただき、体に何がつながれるか書きながら説明をいただきました。
入院前にいろいろ勉強してきたのでやっとこさついていけてる・・・かな?
でも、理解できなくても理解できても、いっしょはいっしょなんですけど。
最後に麻酔同意書にサインしました。

質問はと聞かれて、先生は最初から最後まで付いていただけるのか?
と、聞きました。全国的に麻酔医は不足気味で複数の手術を掛け持ちするケースが多いと問題になっていますよね。それで聞いてみたわけですが、
私がずっと最後まで付いています。
と答えてくださいました。

麻酔科の先生の次は、ICUの看護師さんが来られました。
ICUって滅多なことで入れるところじゃないので、興味津々なんです、実は。
イメージとしては医療ドラマに出てくるような、あんな感じですね。
何枚か写真撮ったので(娘が)、その記事の掲載時に載せることにします。

心臓の手術後はいったんICUに入り、一晩様子を見ることになっています。そして経過が順調であれば翌日中には、一般病棟に戻ります。
手術室への入室は歩行と書いてあったので、確認しました。
前回の手術時はストレッチャーで病室から搬送されましたし、ドラマ等でもやはりストレッチャーですよね。
すると、この病院でも数年前まではストレッチャーだったが、今は原則歩行入室と回答されました。
剃毛の件といい、これまた「へぇーーー」です。

最後に「不安はありませんか?」と聞かれましたので
「ありません、楽しみです、ワクワクしています」
あー、また言っちゃった。


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