還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

退院後1週間(9月末まで)

2011年01月22日 | 自宅療養
退院後は妻が先生役で、社会復帰に向けた生活が始まりました。

リハビリ
毎日ウォーキングを心掛けました。
退院翌日から始めましたが、まずはゆっくりした速度で時間は20分。
この程度から始め、毎日5分ずつ長くしました。
一週間後には50分まで延長。速度は体と相談です。最初の日はいきなり元気なときのスピードを出してしまい、5分でギブアップしました。
それと彼岸過ぎながら日中は暑いので夜に歩いたのですが、暗いため足元が見にくく、すごく気を遣います。
おかげで一週間後にはだいぶ体力の回復を実感しました。

シャワー
シャワーの湯が手術創に当たると、痛いというのとは少し違い違和感がしました。触感がすごく敏感になっているのです。シャツが触ってもそれは特に感じませんが、シャワーだけですね。
この感じはかなり長いこと続きました。

食事
退院後の療養について書かれた紙では食事制限無しとなっていたので、入院前と何ら変わらない食生活となりました。←これ、最高です。

体温
退院日の朝の体温は36.7℃でしたが、そのくらいの体温が数日続きました。
さすがに9月の終わり頃には36℃台前半まで下がり、ほぼ平熱となりました。

脈拍
安静にしていても70台後半をカウント。朝起きて布団の中で数えてみて80ギリギリのこともあります。脈はなかなか落ちませんねーー

心音
退院した日に聴診器で聞きました。どんな音がするのか楽しみにしていたのですが、それはもう雑音のないきれいな音でした・・・・ドックンドックン
この音を取り戻すための入院&手術だったわけです~♪


声のかすれは退院時にはまだ残っていましたが、これも9月終わりには元に戻りました。
ところが妻に聞いてみると97%ですと?
残りの3%は何かと聞くと、自分から冗談を言わないので100%ではないのだそうです。
そうか、冗談ねぇ・・・・そう言えば、自分からは言ってないですね。

横隔膜の痙攣
退院後3日ほどで完全に治まりました。良かった良かった。

家事手伝い
軽い作業から少しずつ。
ベランダに干したふとんも入れてみましたが、ふとんは軽いのでイケますね。

パソコン操作
30分ほど操作すると疲れを感じて放擲(笑)
その後は横になり休憩、こんな状態が4~5日続きました。
意外とパソコン操作ってできないものなのですね。

家の内外のバリア感
退院したとき、バリアを感じたと以前書きましたが、閉塞感みたいなこの感じは一週間ではぬぐえませんでした。これ、病院では全く感じなかったのです。

退院が近づいたとき、病院ではすっかり元気になったと思っていましたが、いざ家に戻るとはるかに体力を使うことがわかりました。まだまだ道遠しです。

その他
退院翌日(土曜日)、取引先の方がお二人、家を訪ねて来られました。見舞いにと、病院を訪ねたら退院されたと言われたそうで、はるばる私の家まで来てくださいました。
玄関先で近況とか、仕事のことなど30分くらいおしゃべりしました。
その翌日には知人からお見舞いの品が届きました。
どちらもとてもうれしかったです。
それにしてもたくさんの人に心配かけてるなぁ。。。。

手術映像のDVDは9月中に届きました。届いた日の夕食後妻と食い入るように観ました。
内容は、心臓に到達し、僧帽弁の外科操作を行っている部分のみで時間にして約30分のものです。実寸で3センチほどの僧帽弁が、テレビの画面全体に拡大されて形成されていく様は壮観?でした。


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