きのう、例によって子どもを学校に送り出してから軽井沢に行ってきました。いつもなら8時前には出発するのですが、女房が車庫のクルマの下に溜まった落ち葉を掃除したりしているうちに遅くなり、8時半過ぎの出発になりました。これが幸いしました。
新座料金所手前の掲示板に「藤岡まで110分以上」という驚くべき文字が赤色で点滅していたのです(普段なら40~50分で通過します)。やがて入ってきたVICSの情報では寄居で衝突事故があり、寄居を先頭に花園まで7km以上渋滞ということです。
よっぽどきょうの軽井沢は諦めて所沢で降りようかとも思ったのですが、その割にはクルマはそこそこ流れています。たびたび停車するし、時おり前方遠くが見えるカーブから見ると相当向こうまでクルマが連なってはいるのですが、しかし高速を降りる決断をするほどの渋滞ではありません。そして、東松山のあのゴルフ場の屋根がかかったあたりを過ぎた頃から、急にクルマは100kmで流れるようになりました。
寄居を過ぎるところで、路上に白い小さな物体が散乱していて、路肩に後部の潰れたバンが止っていましたが、事故処理などはすべて終了していたようです。藤岡(上里SA)にはいつもの20~30分遅れで到着しました。もしいつもどおりに出発していたら、藤岡まで110分の渋滞に巻き込まれるところでした。
軽井沢では、いつものように、まずショッピングプラザのWESTに立ち寄り、定番の店をウィンドウ・ショッピングします。よっぽどのことがないと買いません。ショッピングプラザは、店舗の前の回廊のようなモールを軽井沢の光を浴びながら歩くのが楽しみで出かけているようなものです。
ウィークデーなのに結構人出がありましたが、苦手のイヌはほとんど見かけません。陽射しは気持ちよい秋の光でしたが、軽井沢の風は心地よい秋風というよりは、すでに肌寒さを感じるくらいになっています。長袖のスポーツシャツに薄手のセーターを着ていたのですが、ジャンパーを取りに戻りました。
そのあと、ツルヤで昼食の材料などを買い込んでから千ヶ滝の家に向かいました。きょうは追分そば茶屋は定休日だし、このところ気持ちはフィアット・プント購入に傾いているので、倹約して家で食べることにしたのでした。
街中では、赤や黄色に染まり始めた街路樹がちらほら目につく程度でしたが、千ヶ滝方面に登るに従って、次第に木々の葉が色づきはじめ、わが家の庭は3分程度紅葉していました。落ちた栗の実は既に誰かに荒らされてしまって1粒も残っていませんでした。昼食を済ませ、夏物を片づけ、近所を少し散策して、もう帰宅です。
帰途に軽井沢もののネタ探しに平安堂に立ち寄りましたが、これといったものはありません。加藤周一の「高原好日」(信濃毎日)をちょっと立ち読みしましたが、彼の追分ものは若い頃に読んだ「羊の歌」で十分了解ずみです。女房は隣りのマツヤで超新鮮なブロッコリーを見つけたと喜んでいました。
帰り道は何事もなく、ドアtoドアで2時間ジャスト、陽が落ちるのとほぼ同時に帰宅しました。秋の軽井沢をドライブするときはいつも“秋の童話”(韓国ドラマ)の主題歌のMDを流しているのですが、今回は往路の途中でMDの電池が切れてしまい(ぼくのクルマはCDとナビしかついてないので、MDはFMトランスミッターで聴いているのですが)、これが聴けなかったことが、今回のドライブで一番の痛恨事でした。行きの渋滞よりも・・。
(写真は、2006年10月26日のツルヤから眺めた浅間山)