定年を1年余後に控えて、研究室、自宅ともに断捨離(だんしゃり)を少しづつ進めているが、なかなかはかどらない。
捨てても、捨てても、次々と古雑誌や会議の資料などが出てくるのである。
しかも久しぶりに出てくる懐かしい物や書籍を、捨てるつもりでパラパラめくっていると、結構いいことが書いてあるのを発見して、ふたたび書棚に戻したりすることも少なくない。
しかも自宅には私の物だけでなく、亡父の残した書物に加えて、厖大な資料や手紙の類も残っている。さらに、亡母や祖父の物まで残っている。
本人が生きているうちは何がしかの価値があったかもしれないが、当人がなくなった後ではまことに始末に負えない。「ゴミ屋敷」のゴミを整理するのと大した違いはない。
大学の図書館は、最近では書籍は邪魔者扱いで、「一括廃棄に承諾するのであれば引き取ってもよい、ただし送料はそちらの負担」という。
古本屋を呼んだら多少の値がつく物もあるかもしれないが、プライバシーを覗かれるようで、いい気はしない。価値も分からないので足元を見られそうでもある。
そんな中で、何時、誰から、どういう経緯で貰った物かも思い出せないアニメのセル画が何枚か出てきた。
アニメのことには疎いので(いまだに“火垂るの墓”以上のアニメを知らない)、何という作品かもわからないけれど、アップしておく。
結構こういう物に値がつくのかも知れないが、アニメなど1本に何千枚(何万枚?)というセル画があるのだろうから、大した価値はないのかもしれない。
2019/2/3 記