気ままに

大船での気ままな生活日誌

異邦人たちのパリ

2007-02-09 10:20:15 | Weblog
六本木に最近オープンした国立新美術館をちょっとみたくて、
そして、開館記念の、ポンピドー・センター所蔵作品展、
「異邦人たちのパリ」もちょっとみたくて、
いつものように、ぶらりと出かけてしまいました。

新美術館、名前も斬新だけど、
建物も斬新、さすが、黒川紀章さん設計。

大海原の波のうねり、悠久の曲線美。
ふるさとのやまなみ、豊穣の曲線美。
はだかのビーナス、まばゆい曲線美。

でも見方を変えれば、
ひとつ曲り角 ひとつまちがえて 
迷い道くねくねの曲線びー。

メタボリック症候群、誰かさんみたいな、
ふっくらお腹の曲線びー。
で、新美術館、メタという愛称にしました、
NYのメトに負けないでね。

中に入った、美術館というより、
国際会議センターみたいな雰囲気、
パンフに、英名で、小さく、
ナショナル・アートセンターと書いてあった。
そう、そう、そういう雰囲気。

・・・
20世紀、パリの異邦人たち。
ピカソはスペインから、モデイリアーニはイタリアから、シャガールはロシアから。
そして、わが日本から藤田嗣治と萩須高徳。

フジタの絵、白地の画面に細い、凛とした線が印象的、
自画像、自分の部屋の様子、裸体像、どれもこれも良かった。

萩須のパリの街の風景画、やっぱり日本人、すっと入れる。

モデイリアーニの「デデイーの肖像」、キスリングの「若いポーランド女性」、
ドンゲンという画家の「スペインのショール」、そしてシャガールの
「エッフェル塔の新郎新婦」、気に入って、ポストカードを買った。
もちろん、フジタもオギスも。ピカソは買わなかった、ごめんね。

現代美術の方は、ぼくにはわからない、
ひとひねり、ふたひねりしても、迷い道くねくね、
単純なあたまでは、みえてこない、
みえるのは絵の具のかたまりだけ、
で、2/3は、ほとんど素どおり、ごめんね。

ぼくも、むかし、パリの異邦人だったことがある、3ヶ月だけ仕事で、
でも、あほう人だったかもしれない、フランス語もろくすっぽ分らず。
芸術家の街、モンパルナスの近くに住んで、休みの日は、
画家がいっぱいのモンマルトルの丘にも登った。

4月7日に、世界のモネが、六本木に集結するらしい、
「モネ大回顧展」これは見逃せない、
ぼくの大好きな日傘の女もやってくる。

メタちゃん、また来ますね、4月に。















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする