鎌倉市川喜多記念館の企画展”石原裕次郎”もそろそろ終わりに近づいてきた。映画もあと2本残すだけとなり、昨日は”赤いハンカチ”だった。ぼくのカラオケおはこでもある(汗)、この歌のレコードは275万枚もの売り上げを達成し、映画は大ヒット曲のあとにつくられた。昭和39年の正月映画だったそうだ。
名作”第三の男”を意識した脚本で、麻薬ルートを追う二人の刑事(裕次郎と二谷英明)の容疑者射殺事件をきかっけに反転するふたりの人生と、容疑者の美貌の娘(浅丘るり子)との恋愛がからむムードアクション映画。
舞台は横浜。山下公園、ホテルニューグランド、埠頭など見慣れた風景が出てくるのがうれしい。エリート刑事を辞めさせられ、山奥のダム工事現場から4年振りに横浜に戻る裕次郎。どうも自分ははめられたらしい、と知る。ギター片手の流しで”赤いハンカチ”を歌いながら、横浜の歓楽街を探る。刑事時代に麻薬づけから救ってあげた寿司屋のおやじ(桂小金治)が捜査に協力してくれる。そして、重要な証拠をつかんだと息子(川地民夫)に告げた、その夜、何者かに殺される。
裕次郎の怒りが爆発。これぞ裕次郎の、痛快なアクションで、悪人ども蹴散らかす。そして、その元凶は、なんと浅丘るり子を妻にして、スーパーを経営し、豪邸に住む、二谷英明だった。結末はこれから見る人のために教えません。明日までやっていますので、どうぞおいでください。
裕次郎は、石坂洋次郎の文芸作品より、アクションの方が似合う。石原プロ時代の、黒部の太陽とか太平洋ひとりぼっちなどもいいね。
・・・・・
この日、得したことが。
なんと、”赤いハンカチ”のスチル写真を担当した井本俊康さんが上映前に特別出演。10分ほどお話しをしてくださった。
裕次郎作品だけで33本も、全部で380本の映画スチールを担当したとのこと。
スチル写真は、いってみれば、イメージピクチャー。”赤いハンカチ”のときは、歌詞の三番、”こころにのこるよ 切ない影が”からイメージしたそうだ。
雪国に生き続ける大木を背景に、裕次郎が大股で立ち、ギターを弾く姿のポスターが出来上がった。
会心の作で、三越の裕次郎展でもこれがちらしに使われたそうだ。
赤いハンカチ(作詞:萩原四郎、作曲:上原賢六)
アカシヤの 花の下で
あの娘がそっと 瞼を拭いた
赤いハンカチよ
怨みに濡れた 目がしらに
それでも涙は こぼれて落ちた
アカシヤの 花も散って
あの娘はどこか 俤(おもかげ)匂う
赤いハンカチよ
背広の胸に この俺の
こころに遺(のこ)るよ 切ない影が
・・・・・
井本俊康さんの作品。 かっこよく撮るのがぼくらの商売と、井本さん。




プライベートの写真も

名作”第三の男”を意識した脚本で、麻薬ルートを追う二人の刑事(裕次郎と二谷英明)の容疑者射殺事件をきかっけに反転するふたりの人生と、容疑者の美貌の娘(浅丘るり子)との恋愛がからむムードアクション映画。
舞台は横浜。山下公園、ホテルニューグランド、埠頭など見慣れた風景が出てくるのがうれしい。エリート刑事を辞めさせられ、山奥のダム工事現場から4年振りに横浜に戻る裕次郎。どうも自分ははめられたらしい、と知る。ギター片手の流しで”赤いハンカチ”を歌いながら、横浜の歓楽街を探る。刑事時代に麻薬づけから救ってあげた寿司屋のおやじ(桂小金治)が捜査に協力してくれる。そして、重要な証拠をつかんだと息子(川地民夫)に告げた、その夜、何者かに殺される。
裕次郎の怒りが爆発。これぞ裕次郎の、痛快なアクションで、悪人ども蹴散らかす。そして、その元凶は、なんと浅丘るり子を妻にして、スーパーを経営し、豪邸に住む、二谷英明だった。結末はこれから見る人のために教えません。明日までやっていますので、どうぞおいでください。

裕次郎は、石坂洋次郎の文芸作品より、アクションの方が似合う。石原プロ時代の、黒部の太陽とか太平洋ひとりぼっちなどもいいね。

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この日、得したことが。
なんと、”赤いハンカチ”のスチル写真を担当した井本俊康さんが上映前に特別出演。10分ほどお話しをしてくださった。
裕次郎作品だけで33本も、全部で380本の映画スチールを担当したとのこと。
スチル写真は、いってみれば、イメージピクチャー。”赤いハンカチ”のときは、歌詞の三番、”こころにのこるよ 切ない影が”からイメージしたそうだ。
雪国に生き続ける大木を背景に、裕次郎が大股で立ち、ギターを弾く姿のポスターが出来上がった。
会心の作で、三越の裕次郎展でもこれがちらしに使われたそうだ。
赤いハンカチ(作詞:萩原四郎、作曲:上原賢六)
アカシヤの 花の下で
あの娘がそっと 瞼を拭いた
赤いハンカチよ
怨みに濡れた 目がしらに
それでも涙は こぼれて落ちた
アカシヤの 花も散って
あの娘はどこか 俤(おもかげ)匂う
赤いハンカチよ
背広の胸に この俺の
こころに遺(のこ)るよ 切ない影が
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井本俊康さんの作品。 かっこよく撮るのがぼくらの商売と、井本さん。




プライベートの写真も
