気ままに

大船での気ままな生活日誌

ハマの展覧会巡り ラベンダーとスーパームーン

2013-06-23 22:04:03 | Weblog
ここ数年の海外旅行は、すべて美術館巡りだったが、今回のにはひとつも入っていない。そして、旅行の前後も、何かと用事があったりして、もう半月以上、展覧会に行っていないことになる。禁断症状とまではいかないまでも、とにかく一服したくて(笑)、横浜に出掛けた。

いきなり、本格的美術展に行ったのでは、枯渇状態になった頭が破裂しかねないので、まずは、旅行と関わりのあるマルコポーロ関連の展覧会をみて(横浜ユーラシア文化館で”マルコポーロがみたユーラシア/東方見聞録の世界”)、ついでに、同館で特別公開している”フィリピンの土器”展も覗いてきた。さらに、横浜開港資料館での”上海と横浜/波濤をこえて”で、頭をやわらかくした。

そして、港のみえる丘公園のふたつの文学展を制覇しようと、そちらに向かった。ところが、イギリス館前の庭園のラベンダーをはじめとする花々があまりにもきれいだったもんだから、つい、そちらの方にフラフラと浮気をして、予定の時間をつぶしてしまった。だって、ラベンダーはクロアチアの島でみてきたばかりだし。

結局、大佛次郎記念館での”大佛次郎の巴里探訪展”のみで、今日の本命にしていた、神奈川近代文学館の中原中也の手紙展は、後回しとなってしまった。

大佛次郎は”パリ燃ゆ”執筆の取材に、二度ほど巴里に滞在している(1958年と61年)。そのときの夫人宛ての書簡(絵ハガキ)や、自身が撮影した写真のほか、ぼくも行ったことのある(汗)、クレージー・ホースのプログラム、ムーラン・ルージュのパンフ、カフェ・クーポールのメニューなど、こまごましたものも(笑)。モンマルトルのシャンソニエ・ラパンアジルの写真も。大佛さん、いろいろ取材している(笑)。

外国の小説は、その土地をみなければ、本当の深さや厚みはわからない、と大佛さん。1871年、巴里コミューンで最後のバリケード戦が行われた、ランボノー通りに赴き、未だ残る戦禍の建物を見付ける。

横浜の四つの展覧会をみて、まずは、ホッ。そして、帰宅して、雲間からひょこと顔を出した午後8時前のスーパームーンを確認。ホッ

ラベンダー


アナベルと赤いバラ






スーパームーン 20時直前観察。 すぐに雲隠れした。ありがとう、お月さん。




まどろみの一日だった。

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アドリア海の真珠 ドゥブロヴニク 東欧旅のアルバム#7

2013-06-23 09:02:00 | Weblog
ぼくらの、今回の旅行のきっかけは、今年の2月、たまたま、新宿御苑近くのギャラリーで井上和子写真展”クロアチア/紺碧のアドリア海に煌めく”を観たことカナ。その後、ドゥブロヴニクの写真が載っている展覧会の案内を居間の壁に貼っておいた。毎日、その景色をみているうちに、どうしてもこの眼で直接、みてみたいと思うようになったといわけでございます(汗)。

スルジ山山頂に向かうロープウエーに乗る。次第に眼下のオレンジ色の屋根に統一されたドゥブロヴニクの街がみえてくる。そして、さらに城壁に囲まれた旧市街全体が、紺碧のアドリア海に突き出すような形でみえてくる。山頂に到着する。そして、そこの展望台から見た、あっと驚くその姿。それは、いつもみていた写真以上の輝きで、ぼくの眼の中に入り、胸の中で炸裂した。とうとう思いをとげたという気持ち。

バーナードショーが、”地上の楽園を求める者、ドゥブロヴニクに来たれ”と言ったそうだ。たしかに。この日は空も晴れあがり、アドリア海は紺碧に輝き、まさに”アドリア海の真珠”は最高の輝きをみせてくれた。ありがとう、ドゥブロヴニク。

ロープウエイから、旧市街が見え始めてくる。






山頂の展望台から望む






そして、井上和子さんの写真と同じ構図でトリミングした(汗)。


これが井上和子作品。屋根の色がより赤く、海の色がより青くなっている。撮影時期、日時の関係かな。


ナポレオンの十字架も山頂で輝いていた。


大満足して下山。途中で見下ろす、旧市街。


そうそう、ここは、宮崎駿監督の”紅の豚”の舞台にもなったそうな。みてみたいな。

さて、ぐるりと囲む城壁の上も歩けるようになっていて、1時間ほどかけて一周。そこからの景色も、なかなか。












クロアチアの白い猫 


ついでにクロアチアの黒い猫


ついでにクロアチアの黒い貝


この日の昼食はこれも。リゾット。


素晴らしきクロアチア


ドゥブロヴニクには3連泊したので、まだまだ続きますヨ。

昨日のクラス会、無事終了。飲み放題でふらふらしながら、紫陽花見物。長谷寺は1時間半待ちだったのでパス。御霊神社と成就院の紫陽花見物して、さらに、鎌倉の喫茶店でだべって解散。曽野綾子さんが、老化現象の徴候は話が長くなることダ、と言っていたが、たしかに。ぼくは近況報告を1分で〆たが、10分もかけた人が何人も、とほほのほ。もっと進んだ人もいた。来ることを忘れてた(爆)。

いろんな用事が済んだので、今日はこれから久しぶりに美術館でも。横浜か東京。
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