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気ままに

大船での気ままな生活日誌

明月院のマンサク&ロウバイ揃い踏みでベルニーニ

2014-02-06 18:42:11 | Weblog

長ったらしいタイトルでごめんなさい。

今日も寒い一日でしたね。午前中は近くの大学で公開美術講座を受講。今日はミケランジェロの再来といわれたバロック美術の巨匠、ベルニーニについて。これが大理石のワンブロックからできた彫刻?と信じられないような、細やかな藝術表現にびっくりんこ。

お勉強のあとは、大船駅の立食い蕎麦を頂いて、日も照ってきたし、北鎌倉散歩。明月院のマンサクが気になっていた。前回、お正月に来たときは、蝋梅が二本、見頃になっていただけで、他の蝋梅は蕾が膨らみはじめていた程度。そして、マンサクは気配もなかった。あれからひと月、どうなっていたか。結論を先に言います!マンサク&蝋梅 揃い踏みじゃ

まず、お目当てのマンサク(万作)。ご覧の通り、豊年満作 
見頃です!これ一本だけですが、これほどのマンサクは他にはない!!鎌倉一のマンサクじゃ。瑞泉寺もいいけどね。



そして、蝋梅。境内に二、三十本はある!小さい木も入れれば。それらが、すべて咲きそろった!質量とも、鎌倉一の蝋梅じゃ。知る人ぞ知る。知らない人は知らない。紫陽花と紅葉だけではにゃいノダ、明月院は!うさぎもりすもタヌキも鎌倉一じゃがぽっくる。

石庭の向こうにも蝋梅が。

石の傍には、明月院の新星。蟹王子が

明月院の赤鬼、スギ花粉もそろそろ見頃

明月院の根っこの神様はご健在

明月院を出ると、急に日が陰り、寒くなってきた。東慶寺の梅もと思ったが、急きょ変更。暖かい逗子の図書館でゆっくりしたのさ。ベルニーニの本が一冊だけあった。

ベルニーニ代表作。アポロとダフネ(ボルゲーゼ美術館)

福者ルドヴィーカ・アルベルトーニ

さあ、これから昨日のつづきのキムチ鍋でビールと熱燗どす。 

 

 

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映画 宗家の三姉妹

2014-02-06 09:31:15 | Weblog

鎌倉の川喜多映画記念館では、"原節子展"が終わり、”世界に名画を求めて /エキプ・ド・シネマの40年”展が始まった。エキプ・ド・シネマとは、フランス語で映画の仲間という意味で、川喜多かしこと岩波ホールの高野悦子がはじめた、世界に埋もれた名画を発掘・上映する運動のこと。ミニシアターの魁にもなった。高野悦子が亡くなってから1年経ち、川喜多かしこゆかりの当館で同展が開催されたのだ。

神田神保町の岩波ホールには何度か行ったことがある。展示室の中に、そのとき観た映画ポスターをみつけ懐かしく思った。そして、企画展での第一回上映作品が香港・日本合作映画 ”宗家の三姉妹”。この映画は岩波ホールでも歴代一位のロングラン、延べ314日上映されたという人気の作品だそうだ。さすが、見応えのある、素晴らしい映画だった。

いうまでもなく、三姉妹とは、中国の宋王朝と呼ばれるほどの名家に生まれた宋靄齢、宋慶齢、宋美齢のこと。三人とも少女時代に米国留学をし、帰国後は長女が大富豪に、次女が孫文、三女が蒋介石に嫁ぐ。

時代は20世紀初頭、新しい時代が始まろうとしている。革命家、孫文が現れる。彼の秘書をしていた長女は孔子の末裔という大財閥の当主と結婚するが、その後を次女に譲る。次女は孫文の革命思想に共鳴し、人物にも惹かれていく。

孫文は、1911年辛亥革命を主導、中華民国臨時政府の臨時大総統に就任する。しかし、不十分な体制で、まもなくその地位を清朝の実力者だった袁世凱に譲る。その後、迫害を受け、日本に亡命。そこで、ふたりは結婚するが、孫文の友人だった父親は猛反対。相手は既婚、それも30歳近い年の差だったし。

帰国後、孫文は日本の士官学校を出た蒋介石を重用し、革命を進めるが、志半ばで病死する。蒋介石は妻子がいるにもかかわらず、三女に一目惚れ。母親のいくつかの条件を飲んで、結婚。そして、満州事変が起き、日本軍が攻めてくる。だが、蒋介石は抗日より先に、国内で台頭してきた共産党をたたくのが先だという考え。一方、次女はこれに真向から反対。

そして、西安事件、日中戦争と続き、戦後は国共内戦と三姉妹は激動の中国近現代史を動かす存在となっていく。壮大な歴史映画であり、また愛憎の人間ドラマでもあり、145分が短く感じられた。

こうした名画がしばらく(3月30日まで)、鎌倉で観られるのはうれしいことだ。次ぎは、歴代二位のロングラン、八月の鯨を観に行くつもり。

かしこさんと悦子さん

孫文夫人宋慶齢ゆかりのピアノ。日比谷公園の松本楼にある。支援者、梅屋庄吉邸でふたりの結婚披露宴が行われた。宋慶齢は梅屋邸のピアノをよく弾いていたとのこと。

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