この五日間は、なかなかの忙しい日々だった。えっ?サンデー毎日の人が何故?という人もいるかもしれないが、忙しかったんです!そのわけはネ、おっ家内が鬼のかく乱で入院したんです!
でもね、本当のこと言うと、たいしたことではありません。ぼくだったら、その程度のことなら、手術はしないし、だから入院もしない。だって、胆嚢に石がいっぱい詰まっているだけだもの。痛くもないし、かゆくもない。これだけ詰まっていると、激痛の伴う、胆管への石の流入の可能性も少ない、ただ胆嚢の癌の検出が困難になるだけのこと。人間ドックの先生から、この際、手術も簡単だしと、胆嚢摘出を薦められ、こうなったわけ。
ぼくも先生から説明を聞いたが、へえ、そうなんだとびっくりするほど、安全、安心。おへその近くに穴を開け、そこから腹腔内にカメラを入れて、胆嚢に焦点を合せ、テレビ画面に映し出す。一方、胆嚢近くのお腹に3か所、小さな穴を開け、鋏とかピンセットのような手術用具を入れ、画面を観ながら、摘出手術して、おへその横から取り出すというもの。切開もしないから、穴封じだけで、術後数日の入院でOKという。そんなら、いけいけとぼくも同意。
でもねったらでもね。そうは言っても、いい年だしね、もしかしたら全身麻酔のとき、おかしくなりはしないかとか、万が一、癌がみつかって、切開ということもありうる。それに、(医療訴訟のこともあるからだろうか)、先生は最悪のことも想定して説明なさるので、ひょっとしたらなんて思ってしまう。
こうして、忙しい5日間が始まったのだが、入院した日の真夜中は、真央がSPで16位に沈んだ日だったからほとんど眠っていない。早朝、都内の病院まで駆け付け、手術を見守る。予定通り、一時間半の手術を終え、先生からうまくいきましたと、摘出した胆嚢と詰まっていた石ころをみせていただいた(これは記念に頂きました)。これで一安心、ほっ。
その晩は、大船に戻ってから、手術成功祝で、ツバメで、ハムとマトンとビールと赤ワインで乾杯。そして、真夜中は、真央ちゃんの伝説となったフリーの演技を生でしっかりみて、就寝。翌日も朝早く、病院へ向かう。吐き気もなくなり、元気が出てきていたが、点滴装置ははずせない。でも回復に向かっているのは明らかだ。これで、ふた安心、ほっ。ほっ。
その晩は、我が家で、お刺身とお惣菜で回復祝い酒(汗)。夜は久しぶりに五輪は関係なく、ぐっすり眠れる。翌日は午後から見舞い。もう普通食に入っていた。その晩は普通食祝いで乾杯。そして翌日は、友人が出たサントリーホールの音楽会を楽しんで、その足で病院へ。もうすっかり元気になっていた。ぼくは、丸ビルの寿司屋さんで、早々、快気祝い。そして、今日(2・24)、無事、退院というわけ。
と、いうわけで、この五日間は、なかなかの忙しい日々だったのです。でもその間、いいこともありました。毎日、東京へ行っていたおかげで、美術展3本、音楽会1本をこなし、こちらもなかなかの成果でごわした。
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今日(2.25)から普通の生活に。
朝散歩の風景。
大長寺の梅
砂押川のミツマタ
柏尾川の漣
さあ、サンデー毎日に戻った。早速、行動開始!今日は、河津桜だ!