先日、サントリーホールの音楽会で隣りに座った高校時代の同級の男と三浦海岸の河津桜のことを話していた。近い内に、自分たちのウオーキンググループがそこを訪ねるいう。そのこともあって、妻が退院して、自由になったので、早速、そこに出掛けてみることにした。大船からは割と便利で、JR横須賀線で久里浜まで行き、ちょっと歩いて、京急久里浜から乗り換え、10分も乗ると、京急三浦海岸だ。
駅前には十数本の河津桜が植わっているが、なんと、その桜がもう見た目は満開という風情なのだ。よくみると蕾もあるけど、ここまで進んでいるとは!やった!という感じ。駅前広場には露店も出ているし、それに結構な人出だった。


そして、京急の線路沿いの道を歩く。途中から、桜並木が始まり、菜の花もはじめの方はまだ咲いていなかったが、日当たりのよくなる途中から黄色い花をいっぱいつけていた。ピンクの河津桜と菜の花は、本当にお似合いのカップル。地元の河津も、小田急の松田の河津桜もみな、菜の花とコラボにさせている。この線路沿いの桜並木が長くつづく。こちらのは、駅前のに比べると咲が遅く、三、四分咲きかというところ。それでもピンクが強いから、この程度でも見頃といっていい。



そして小松ヶ池公園へ。


小松ヶ池。池の畔に桜並木が。水面に映る桜もきれい。

池の畔でみな弁当を食べている。

ぼくも畔りでしばらく佇んでいた。そ、そのときである。〇〇くんの声。それが何度もつづく。よくある姓だし、こんな場所で知り合いがいるはずもない、と知らんぷりしていたら、なななんと、自分ことだった。えっ!あいつがいるではないか。冒頭で述べた男!!!まさか、同じ日の同じ時間にここで会うとは。ビックリ仰天とはこのこと。こういうことは、めったにないこと(ぼくはよく遊びまわっているので、この10年で3度ほどあるが)。グループで来ているので、10分ほど話して、別れる。松田の河津桜を薦めておいたので、又、そこで会うかもしれない。これだから人生は面白い。
農家のお店も出ている。この辺は三浦大根の産地。1本100円だって。帰って、ワイフに言ったら、半値だねと言っていた。河津桜のようにきれいな大根だった。

三浦海岸まで足を延ばした。子供の頃の海水浴場といえばここだったっけ。白い砂浜がとてもきれいだった。


駅までの帰り道でお馬さんにもあった。気分爽快な早春の一日だった。
