小石川後楽園は、桜と紅葉の季節にはよく出掛けるが、こんなに最盛期の紅葉は、はじめて観たような気がする。それに、今回、はじめて奥の池の方(内庭)まで行き、そこにも紅葉がたくさんあり、それらの素晴らしかったこと。そこは、水戸の黄門さんたちの書院の庭だったところだそうだ。そこを含めると、トータルでは、六義園の紅葉の上をゆくのではないかと、思うほどだった。できれば、天気のいい日に、もう一度、訪ねてみたい。
11月28日(金)
小石川後楽園
JR飯田橋駅から10分ほど歩いて、西門へ。紅葉が迎えてくれる。
入園すると、右手の紅葉山が目に飛び込んでくる。
左手のなだらかな緑の山に紅葉が。
この紅葉の嵐山(?)をみながら、渡月橋を渡る。下を流れるのは大堰川(桂川)と、京都と同名。もちろん、そのつもりで名付けている。その先には、京都でなくて、中国浙江省の名勝、西湖の堤がある。
左が渡月橋。右に伸びるのが西湖の堤。
西湖の堤
大堰川の上流に架かる赤い橋の名を通天橋という。京都の東福寺にならったという。ということは、江戸時代から東福寺は紅葉の名所だったということか。なお、ここは水戸徳川家の上屋敷だった。
ここからの眺め。紅葉越しに大堰川と渡月橋がみえる。
この手前に清水寺を写した清水観音堂があったが、関東大震災で焼失した。その跡地からみた景色。
そこまでの道々の紅葉。
通天橋から大泉水(池)に下る道に円月鏡。水に写る形が満月のようなので、この名がついている。
池の端に出て
向かうは、はじめて入る内庭へ。池の周りに紅葉がずらり。
雪吊りも。
金髪と紅葉
そして、はじめの池の端の紅葉林に戻ってきたときには、ぽつりと雨粒が。
曇り空でも素晴らしい紅葉だった。
一応、これで、東京のもみじシリーズは区切りをつけますが、まだつづく可能性はあります。鎌倉、横浜シリーズはこれからです。