気ままに

大船での気ままな生活日誌

京都の紅葉(10) 常寂光寺

2014-11-24 18:33:03 | Weblog

三日目 11月22日(土)

大河内伝次郎別邸のあとは、常寂光寺。去年の12月初めに”名残りの紅葉”のテーマで京都を訪れたとき、ここも訪れている。しかし、そのときは、もう、ほとんど終わり、無惨やなの紅葉だった。それが、なんと、今年はダンチ!これぞ、常寂光寺の紅葉ゼヨ!すごい、すごい!

総門に、”紅葉最盛期です”の表示が!

門をくぐると!

仁王門が紅葉に囲われている!

多宝塔も紅葉におぼれていた

鐘楼も紅葉のとりこになっていた

高笑いの銀杏

おっ!着物の女性。ふと、吉永小百合の”時雨の記”を思い出した。北鎌倉に住む、うつくしい未亡人(小百合)が、彼女の結婚式のとき受付をしていた妻子ある男(渡哲也)に偶然出会い、恋愛関係に入る物語だが、その重要な場面に、紅葉のうつくしい、嵯峨野の常寂光寺が現れるのである。この寺には、藤原定家の時雨亭跡があり、その未亡人は定家の歌集をいつも手元に置いている。なお、時雨亭跡は、このあとに訪ねる二尊院に史跡があるが、常寂光寺説と厭離庵説(ここも今回、訪ねた)もあるようだ。映画では常寂光寺で撮影している。

小百合ちゃんまで思い出させてくれた(汗)、すばらしい常寂光寺の紅葉であった。

このあと、茶店できつねうどんを頂いた。柿の唐辛子入れが気に入った。

そのあと、去来の落柿舎にも寄った

ここの柿はまだ、落ちていなかった。

すぐ近くの、小さな小さな去来のお墓に参った。ここも紅葉が最盛期だった。凡そ天下に去来ほどの小さき墓に詣でけり 虚子の句を思い出した。

二尊院は、もうすぐそこにあった。(つづく)

 

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京都の紅葉(9) 天龍寺 大河内山荘 

2014-11-24 17:11:33 | Weblog

三日目 11月22日(土)

桂川から引き返し、天龍寺に。今回は本堂の拝観はせず、庭園拝観のみ。

大方丈庭園の紅葉。




山道を竹林方面へ

竹林を出ると、そこは大河内山荘だった。姓は丹下、名は左膳だどー。

お茶を頂きながら、嵐山を観る。

反対側には東山三十六峰が。比叡山もみえる。

紅葉とイチョウに別れを告げて、行くぞ、杉作、常寂光寺へ。おっととっ、これは鞍馬天狗の方か。

 (つづく)

 

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京都の紅葉(8)宝厳院

2014-11-24 12:41:56 | Weblog

三日目 11月22日(土)

さあ、最終日。ホテルの朝食をとって、すぐ飛び出す。駅までは歩いて三分。比較的安いホテルだが、紅葉シーズンは倍価格!でも、便利さを思えば文句はいえない。それに、天気をみて、紅葉情報をみて、急遽、決めた日程だから、空室があっただけでもありがたいと思わなければ。で、京都駅まで来てびっくり。昨日までとゼンゼン違う雰囲気!早朝なのに、何て人の波!この日は土曜日、連休のはじまりだった。一日乗車券を買おうと思ったら長蛇の列。即断即決、今日はパスは買わない!嵐山行のバスへ急ぐ。ここも長蛇の列!あじゃ、これは参った、交通事情もきっと厳しいと、ふと考えついたのは、地下鉄、阪急で四条大宮まで出て、そこから嵐電!これが正解だった。座われたし、行きも帰りもこれにした。

嵐山に到着して、まず、天龍寺の塔頭、宝厳院に向かう。ここは、東福寺と並ぶ、ぼくのお気に入りのもみじ寺。切符売り場が長蛇の列だったらどうしよう、と駆け付けた。ほっ!並ばずに、すぐ入れた。期待通り!最高の見頃の紅葉だった。言葉もない。裸眼で観るのが一番だが、へたな写真でもたくさん載せて、思い出してみよう。

 


ちょっと寄ってみよう、田村能理子の本堂襖絵。ここではじめて、田村画伯の存在を知った。その後、東京で彼女の壁画をいくつも観た。

出口までの導線も見事な紅葉。

そして、桂川の川岸に出て、嵐山の紅葉を望む。

そして、引き返して、天龍寺へ。 (つづく)

 

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京都の紅葉(7) 建仁寺・正伝永源院、知恩院・友禅苑

2014-11-24 10:13:32 | Weblog

二日目 11月21日

祇園まで来たら、まず建仁寺。宗達の風神雷神図も海北友松の襖絵も観たいが、今回は紅葉が主なのでパス。栄西のお茶の碑だけをみて、塀の外の塔頭、正伝永源院を再訪した。信長の弟、織田有楽斎が晩年を過ごし、(国宝茶室)如庵もここにあった。復元茶室はあり、今も使われている。また、狩野山楽の襖絵、蓮鷺図もここにある。今回の旅のテーマは”紅葉”なので、庭園の紅葉をまず捜した(笑)。捜すまでもなく、すぐ、見頃の紅葉が目に飛び込んできた。

部屋には、狩野山楽の襖絵”蓮鷺図”(正法永源院のパンフから)

如庵。 有楽斎はジョアンという洗礼名だったそうだ。

そして、花見小路を戻って、円山公園へ。そこで、紅葉と着物のお嬢さんをみて、知恩院へ。

知恩院の友禅苑

夜間ライトアップすると、こうゆうふうに。ポスターから。

二日目の日程はここまで。東福寺の”動の紅葉”、各塔頭庭園の”静の紅葉”と変化に富んだ、楽しい紅葉狩りであった。さあ、三日目は、これまた、お楽しみの嵯峨野の紅葉巡りだ。(つづく)

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京都の紅葉(6)智積院、名勝庭園

2014-11-24 09:13:49 | Weblog

二日目 11月21日(金)

泉湧寺道からバスで二つ目くらいのところが東山七条。ここで降りた。目指すは智積院。ここもはじめての紅葉見物。入口はあちら、という表示に従って、進むと、道路に面した境内にいきなり、紅葉の隊列!おおっ!すげえと驚かされる。


これまで見逃していた紅葉の智積院!

大満足して、ふと目にした”名勝庭園”の看板。利休好みだそうだ。よし、入ってみよう。なんと長谷川等伯とその一派の襖絵もあるという。実物をみせてもらえ、かつ、元あった部屋に、その復元した襖が納まっているという。

名勝庭園は廬山を模している。楓も数本。池の水はわざと濁らしてある。揚子江に模してらしい。

この庭園を望む部屋に、等伯の襖がある。

国宝障壁画・楓図(等伯)

同・桜図(久蔵) 等伯の子

ここで美術づいて(笑)、近くの京博を覗いてみた。待ち時間によっては、入ろうと思った。鳥獣戯画と明恵上人像が京都で観られれば最高なんだけど!

と、ところが・・・合わせて100分待ち。とほほ。ただ、この日は金曜日、夜8時まで開館。夕方狙いにしようと、そこを離れた。(夕方、5時過ぎに寄ってみたが、まだ、合わせて100分のままだったので結局、行かずじまい。東博にも来るそうだから、そのときまで我慢の子)

バスで祇園まで行く。京ラーメンを食べ、老舗和菓子屋の鍵善良房を覗いた。人間国宝の黒田辰秋(1904~1982)が無名の頃、納入したという店内の家具類などを見学した。

そして、ぼくは祇園の建仁寺に向かったのだ。(つづく)

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